一見入りづらい、曙町で50年以上続く老舗店。「パブレストラン アポロ」に突撃!
ココがキニナル!
鎌倉街道の曙町のあたりに、「パブレストランアポロ」って店があるのですが、どんな店でしょうか?以前から気になっていたんですが、入り口が二階だしとても入りづらくて・・・。(今宵月男さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
入口から中が見えず入りにくいが、女の子ではなく素敵な老紳士が迎えてくれる老舗の名レストラン。ジュークボックスの音色も心地いい
ライター:紀あさ
パブといえば・・・
パブといえば、英国にごまんとあると言われる酒場。比喩ではなく、インターネットで検索したところによると、イギリス国内に実に5万数千軒もあるらしい。
アイリッシュパブとか、ブリティッシュパブとか(Google検索結果より)
でも!
ここ日本の場合でございますと
これもパブですよね・・・(同)
投稿にある「入り口が2階で入りにくいパブ」とは、はたして女性ひとりで取材に行っていいところなのだろうかと怯えつつ、歩きましたる曙町。
アポロの看板が現れた! スナック・・・?
近寄ると下方の看板はパブレストラン?
ギリシャ神殿風の柱の先にこの扉、たしかに入りにくい・・・
でも・・・
「神奈川県暴力追放推進協議会会員」のステッカーに一縷(いちる)の希望を抱いて
いざ2階へと
真っ赤な階段を上った
パブレストランアポロの店内
入ってみると、カウンターの中にバーテンダーらしき紳士がひとり。
女性が隣に座るような店ではないようで、まず安心
こちらの緊張を察してか、ややあってマスターが「初めてですか?」と声を掛けてくれる。そこで、あ、ここ、連れられて来たことがある、と思いだした。ミニシアター「ジャック&ベティ」に近いこともあり、映画関係者なども立ち寄る店だ。
そう答えると、共通の知人がいることが分かり、そこから話が弾む。
初めはクールな表情だったマスターの石原清司(いしはら・せいじ)さん(78歳)
横浜市内最高齢の現役バーテンダーとも言われる人だ。
「オーナーバーテンダーの中では最高齢かもしれません」
さて、当初の不安とは裏腹に安心のノーチャージのお店で、レストランの名を冠すだけあり、フードメニューも豊富だ。
おつまみは500円から
名物はナポリタンで、もちもちのパスタにソースが絡まる。女性なら夕食にも十分な量。
横浜発祥と言われるメニューのひとつ「ナポリタン」(1000円)
もう一品。
チーズピザ(1000円)、コショウが良く合う
濃厚チーズとカリッとした生地で、おいしい
ところで、ドリンクメニューを見たいと尋ねると、「存在しない」と石原さん。
「始めたころはギリシャ人のよく来るお店でした。外国の人たちはメニューを見ないで飲み物を頼むので、以来ずっとありません」とのこと。
すっと出されるお酒はノーメニュー