本郷台のヘアーサロン「ハンサム」で髪を切るとハンサムになれるのか?
ココがキニナル!
本郷台駅前のヘアーサロン「ハンサム」で髪を切るとハンサムになるのか…キニナル。(スさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
40年以上お客様の笑顔第一に考えた技術者の腕でハンサムな髪形になる。しかし、本物の「ハンサム」になるには人間の内面が重要!
ライター:秋山 千花
がっつりカット!
まずは、基準となるラインをしっかりと決めて・・・
がっつりとバリカンで刈っていきます
「思った以上にいきましたね・・・」と、少々不安そうな松山氏。
その長さは3mm! わおっ、男らしい!
カット時間の目安は、髪型にもよるが10分から20分程度。
普段美容室で髪をカットしている筆者から見るとなんともスピーディーな印象だが、理容室なら標準タイム。理容室の常識が、理容室を知らない女性から見ると、なんとも新しく興味深い。
レザーの入ったシザーセットも理容室ならでは
きちっと切りそろえた男らしいスタイルには高い技術が要求される
雑談をからめながら、慣れた手つきでカットをする市川さんによると、松山氏の頭はハチ(頭の一番出っ張った部分)下がぺたっとしてしまう、てっぺんとフロント部分につむじがある、極端に左側に流れるクセなど、性格同様少々めんどくさい頭のよう。
10代や20代のころとは違い、30代にもなると一人前の男として髪型のことばかりにこだわってはいられない。だからこそ手間をかけずにセットできる再現性のあるスタイル作りが重要になる。
と、ここでまたしても筆者の知らないアイテムが登場!
そして、松山氏の頭はまっ白に・・・?
「床屋ならどこでも使ってますよ」というこの白い粉。その正体は子どものあせもなどの予防にも用いられる「天瓜粉(てんかふん)」。
「打ち粉」と呼ばれるもので、カット面を白くすることで面のでこぼこを見やすくするのが目的なんだとか。
その原料は、なんとウリのでんぷん質
理容室ならではのキレイな刈り込みはこうした丁寧な仕事によって産まれるものなのだと、改めてその職人技に関心しきりの筆者。
そうこうしている間にも、どんどん作業は進み・・・
耳周りの生え際をレザーで丁寧に処理してカット終了!
フロントシャンプーも理容室の特徴
皮脂のキニナル男性には、プラス500円というリーズナブルな価格で体験できる「メディカルシャンプー」がオススメ。
健康でハンサムな髪と頭皮に!!
また、夏場には通常のシャンプーが冷たいシャンプーになるという点も男性客メインの理容室ならではの嬉しいサービス。
松山氏は一足お先に夏用シャンプーとトニックを体験
「気持ちいいっすよ!」と、やや興奮気味にウヒョウヒョはしゃぐ姿を見れば、その爽快さは一目瞭然。
爽快ついでに、お顔もきれいにしていただきましょうか?
さあ、ついに完成です!
お客様の反応は・・・?
驚きと・・・
満点の笑顔!
筆者のアドバイスで「がっつりツーブロック」にしたのがよかったのだろう。
その美しい刈り込みはさすがの一言!
悔しいかな、なんだか以前よりちょっとだけハンサムにすら見えてしまうのは筆者だけだろうか・・・。
その変貌ぶりがこちら!
眉毛もカットして、できる編集者風に大変身!
カットもさることながら、そのツヤツヤのお肌がまたハンサム!
「ホントにつるつるなんですよ!」と独り悦に入る松山氏
顔そりは男性客メインの理容室ならではのメニューであるが「化粧乗りがよくなる」とそれ目的で来店される女性客もいるとのこと。「女性の方にも気兼ねなく来店していただきたい」と下久保さん。
顔そりの苦手なお客様にはフェイシャルマッサージのメニューも
さて、最後に検証「本郷台駅前のヘアーサロン『ハンサム』で髪を切るとハンサムになるのか・・・?」の結果をひとつ。
その判定、筆者的には花丸印の100点満点。
ただ・・・
「僕ハンサムじゃないっすか?」とはしゃいでポーズを決める松山氏
松山氏を完全に勘違いさせてしまったという点において、ちょっとだけ減点。
やっぱりハンサムになるためには、中身も重要だと改めて再認識できたよい取材だった。
取材を終えて
1000円カットや美容室の男性客獲得などにより、理容室の危機が叫ばれるようになって久しい。しかし、今回お邪魔した「ハンサム」は安定した顧客を獲得し、しっかりと堅実な営業を行っているように見受けられた。
下久保さんは言う。
「特に変わったことをしているわけではないんです。ただ、今の技術のレベルを落とすことなく、変わらず続けていければいいと思って続けています」と。
しっかりとした技術を持ち、価格以上の満足度を客に与えられることができれば、自ずと結果はついてくる。
「40年以上も店をやっているといろんな方がみえますよ」と下久保さん。
海外転勤から戻ったお客様が「まだあった!」と来店してくれたこともあったと嬉しそうに話す。
本郷台の団地の一角にある懐かしくも庶民的な理容店「ハンサム」。
これからも長く付き合えるリラックスサロンとして、この町にずっとあり続けてほしい。
お世話になりました!
―終わり―
ヘアーサロン「ハンサム」
住所/横浜市栄区小菅ケ谷1-4-6
電話/045-891-5412
営業時間/平日9:30~19:30、土日祝9:00~19:30
定休日/月曜日
divinoさん
2015年06月01日 23時52分
未だあることが嬉しいですね。並びにあったエルム書店もよろい寿司も消えてしまったので。
わいちゃん2さん
2015年06月01日 15時06分
私の同級生も理容店を経営していますが、やはり周りが高齢者なのと、1000円カットの店が周りに多く隣接してる事もあり、厳しいらしいです。でも1000円カットって技術もサービスもおざなりで、私はちゃんとした理容店が好きですね。ハンサムさんも頑張ってほしいです。
ス。さん
2015年06月01日 13時32分
キニナル投稿者です。店名は正直「洒落」だと思ってましたが(スミマセン)、カット後の松山氏がハンサムというか「男前」になってビックリ!技術がしっかりした良いお店ですね!