名前の由来や謎の揺れ、ハルカスからのナンバーワン奪還案・・・「横浜ランドマークタワー」に関するキニナルを一気解決!
ココがキニナル!
横浜ランドマークタワーの高さ296mなのはなぜ?/下の地面は頑強な岩盤?/名前を直訳すると「横浜目印塔」由来は?(順に象の鼻さん/i-sさん/Nipさんのキニナル)(他、本文参照)
はまれぽ調査結果!
高さは航空法により、名称は街全体のシンボルとしての意味、地盤は埋立地ではない。日本一の高さにはこだわっておらず、奪回案も考えてはいない。
ライター:三輪 大輔
296メートルの高さの秘密に迫る!
展望フロア「スカイガーデン」から5階に下り、さらにエレベーターを使って1階のドックヤードガーデンの地上部分までにやってきた。
日本で一番古い商船用石造りドック
担当者の方が話していた通り、確かに障害物になるものがなく、横浜ランドマークタワーの全景をキレイに見ることができる。
「横浜ランドマークタワーは末広がりのデザインで、神社の鳥居のような形をしています。ドックヤードガーデンの地上部分からだと、その全景をしっかりと撮影することができるんですよ」
撮影ポイントはココ!
そこで筆者も早速撮影してみることに。すると296メートルある横浜ランドマークタワーの全景をキレイに収めることができた。
しかし、なぜ300メートルにしなかったのだろうか。キニナル投稿にもあった疑問を、担当者の方に聞いてみた。
ドックヤードガーデンから撮影した写真
「実は、建設当初の計画段階では300メートルのビルとする案もありました。しかし横浜ランドマークタワーが建っている場所は、羽田空港との距離の関係から建築可能な高さの上限が決まっています。そのため現在の296メートルの高さとなりました」
横浜ランドマークタワーの「296メートル」という高さ。実際に筆者も中途半端な高さではあるなと感じていた。しかしその数字にこそ、当時さまざまな制約の中で少しでも300メートルに近づけようと苦心した想いや、現場でのせめぎ合いが表されているのもかもしれない。
それでは、あべのハルカスに日本一の称号を奪われてしまった今、奪還案などを考えているのだろうか。その質問に関して、担当者の方はこのように答えてくれた。
ドックヤードガーデンの下から測れば・・・
「1993(平成5)年に開業した横浜ランドマークタワーは、みなとみらいの商業施設として最も歴史ある施設です。展望フロアに何度も訪れている地元の方や、子どものころから遊びに来ているという方もいらっしゃいます。私たちは日本一の高さにはこだわっていません。むしろ、横浜ランドマークタワーを愛してくれるお客様にとって『ナンバーワン』でありたいと考えています。そのため奪還案に関しても特にありません」
横浜のシンボルとなるように名付けられた「横浜ランドマークタワー」という名称。確かに高さは日本一ではなくなったが、名前に込められた想いは街に根付いた。そして「横浜ランドマークタワー」の存在は、間違いなく横浜市民のシンボルとなっている。その存在は世代を超えて、横浜市民にとって特別な建物であり続けるのであろう。
横浜のシンボル「横浜ランドマークタワー」
取材を終えて
「横浜ランドマークタワー」は遠足かデートで遊びに行くところ。筆者はそのように思っていたが、今回の取材を通して「横浜ランドマークタワー」の存在感の大きさを改めて感じた。まだまだ残っている横浜ランドマークタワーのキニナル投稿。また改めて「横浜ランドマークタワー」の担当者の方にご協力をいただいて、解決していきたい。
―終わり―
oioaoiさん
2016年04月11日 12時53分
展望しに行きたくなりました。
だるま急行さん
2015年06月02日 11時05分
ハルカスは60階建て、当方は70階建て。まだまだ負けてはおりません。
生粋のハマさん
2015年05月30日 11時00分
ランドマークタワーと言えば以前すぐそばに楕円形ビルの二期棟を建てる計画(現在は凍結)があったそうで、こちらも調べて貰いたかったですね。