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瀬谷高校近く、柵で閉鎖された「森の中に消える道」。謎の道の真相は?

ココがキニナル!

バス停西部病院前から瀬谷高校に歩いていくまでの道の途中の林に謎のガードレールと柵らしき物があります。何でしょうか(odakyuugoさん)

はまれぽ調査結果!

旧道の上から新道を整備した際に重ならなかった部分が残されたもの。道路の下の市民の森に下りやすい入り口などとして使用されていた

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ライター:小方 サダオ

環境創造局に市民の森について伺う


 
前出のように投稿の道が、森の管理などで使われていた時期はあったようだ。しかしその道路が利用されなくなった時期はいつごろなのだろうか。市民の森に指定されるなど、森での活動が制限されるようになった時期と重なるのかもしれない。
 
詳しい事情を知るために、環境創造局の担当者に、まずは前出の「森の木を切ることの禁止につながった源流の森を守る制度」について伺うと「横浜市には『源流の森保存地区』という、山林の所有者様に、固定資産税等の減免を行い山林を保全してもらう制度があります。『源流の森保存地区』に指定されますと、管理上必要なものを除き伐採が禁止されます」
 
「しかし『源流の森保存地区』は、市民の森に指定されると解除されます。また当該土地は現在横浜市有地のため、『源流の森保存地区』には指定されていません」
 


投稿の道(青矢印)。1983(昭和58)年

 
「なお市民の森も原則伐採が禁止されています。ただし、樹林地を良好に管理する目的での伐採に関しては認めております」とのこと。
 
「源流の森保存地区」になると伐採は出来ないが、瀬谷市民の森は源流の森保存地区には指定されていない。また市民の森であっても現在は伐採禁止で、やはり制度が適応されてからは伐採などの活動をする機会は減ったといえる。しかし1976(昭和51)年に市民の森に指定される以前はどうだったのだろうか。
 


川に親しめるように整備された水路

 
これについて伺うと「『市民の森』を含む、緑地保全制度による指定が行われる以前ですと、ほかに何らかの制限がない限り所有者が伐採などを行うことが可能でした」
 
「ただし、樹林性が認められないと市民の森に指定されませんので、少なくとも市民の森に指定された時点で樹林性を喪失するような伐採は行われていなかったと思われます」とのこと。
 


針葉樹から大木まであり自然観察に向いた森だという

 
また市民の森の管理者についても伺ってみた。
 
前出の「市は所有者から借りていて、みどり税から手入れをするための代金を払っている」との住人の話については「市民の森契約は賃貸借契約ではありませんので、お借りしているわけではなく、市民の方の利用に供することを認めていただく契約となっています」
 


段差があり車の出入りがしやすくなっている
 

 
「しかし市民の森については、散策路や広場の部分を除き、基本的に所有者の管理となっています。契約者には樹林地の良好な管理をしていただくことを目的として『緑地育成奨励金』をお支払いしております。なお、『緑地育成奨励金』にみどり税は充当されておりません」。



以前は土地所有者が管理していたという

 
「当該土地は民有地として市民の森に指定され契約されていて、1976(昭和51)年からは、土地所有者に予算の範囲内で一定の『緑地育成奨励金』を支払い、管理をしていただいていました。現在は、所有者である横浜市の管理となるため、前契約者に『緑地育成奨励金』は支払っていません」
 
 
現在の瀬谷市民の森の管理は? 「野境道」って? ・・・キニナル続きは次のページ≫