センター南駅の郵貯ATMがさいたま支店の理由は?
ココがキニナル!
ちょっと気になっているのですが、センター南駅にある郵貯ATMは何故さいたま支店なのでしょうか?(さんださんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
郵政民営化に伴い旧郵政公社支社の所在地を「支店」に変更。そのため、関東エリアではさいたま新都心に郵政庁舎があったさいたま支店となった!
ライター:ほしば あずみ
センター南に「さいたま」の謎
「センター南駅」は、ブルーライン、グリーンライン双方が乗り入れる市営地下鉄の駅。住所は横浜市都筑区茅ヶ崎中央だ。
駅周辺には都筑区役所のある都筑区総合庁舎や都筑警察署が存在し、都筑区の中心地といえる立地。
地下鉄の高架駅、センター南駅
そんなセンター南駅のゆうちょ銀行のATM(現金自動預け払い機)が「さいたま支店」?
神奈川県から東京都を飛び越えてなぜさいたまなのか。
まずは現地のATMを確認してみよう。
ATMは改札を出てすぐ、向かって左側にあった
近寄ってみると、確かに「さいたま支店」
「ゆうちょ銀行さいたま支店横浜市営地下鉄センター南駅内出張所」というのが、このATMの正式な名称のようだ。
ちょうどATMを利用していた男性に、ここが「さいたま支店」のATMである事を知っていたか尋ねてみると、「言われて気づきました」との事。
「気にした事がなかったですね。なんでですかね? 郵政民営化の影響じゃないですか、よくわかんないけど」
その後、子連れの母親にも同様に聞いてみたが、「時々利用するけど気づいていなかった。なぜなのかはわからないけど、郵政民営化?」というコメント。
いずれも理由はわからないが郵政民営化が関係しているのではないかという漠然とした予想だった。
郵政民営化とは文字通り国営だった郵便事業を、郵便、郵便貯金、簡易保険の3事業に分けて民間の企業へと改編した政策だ。
郵政民営化法案をめぐっては2005年、当時の小泉政権下の国会審議で激しいやりとりが繰り広げられ、小泉劇場という流行語も生んだ。
郵政民営化といえば小泉純一郎元総理大臣
そのインパクトから、具体的な事はわからないもののなんとなく民営化によってさいたま支店の出張所がここにあるのかも、と漠然と感じてしまうのだろうか。
実はセンター南駅の近くには都筑郵便局という比較的大きな郵便局があり、郵便事業の他にもちろん郵便貯金や簡易保険も扱っている。
こんなに近くにあるのに、たとえば「ゆうちょ銀行都筑支店横浜市営地下鉄センター南駅出張所」などとはならないのは、やはり民営化によって統括部署が複雑になってしまったためでは?
などと考えながら、都筑郵便局に向かってみると…