野毛にある萬里は、日本で初めての餃子店なの?
ココがキニナル!
野毛に戦後からある中華料理の万里を是非取材して下さい。子供の頃から通ってますが、餃子が最高~みなさん御存じですか?(みつさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
萬里は戦後、中国から帰還した福田さん一家が「少しでもお金の足しになれば」と、昭和24年に開業。投稿のとおり、餃子は非常に美味しかった!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
今回、投稿があったのは野毛にある萬里(ばんり)という中華料理屋。
戦後からあるということで、店について調べていると・・・
ぐるなびで発見した萬里という店のページ
なんと、「日本で最初にギョーザを売り出した店」と書かれている一文を発見。
餃子と言えば、町ぐるみでプッシュしている宇都宮や浜松が有名だ。本当に横浜に餃子発祥店があるのだろうか。早速調査に乗り出すことにした。
いざ、萬里へ
桜木町駅から徒歩5分ほど歩くと、野毛小路がある。
投稿には「みなさん御存じですか?」とあるので、近くを通る人に聞いてみると「ああ、萬里でしょ?知っているよ」との回答。やはり野毛では有名な店のようだ。
中華料理屋「萬里」に到着
古めかしい外観ながら、特段変わった様子もなく一般的な中華料理屋のよう。夕方頃に訪れたが、店内にいたお客さんは1人だけだった。
カウンターが並ぶ店内
1階にはカウンターが並び、おおよそ15席ほどの小さなお店。ただ、お客さんが増えてくると2階の座敷なども利用でき、全部で100席ほど用意されているそうだ。
日本初なのか?
さて、キニナルのはやはり日本初だという餃子の秘密。
そこで店の責任者である福田さんに話を伺ってみた。
餃子発祥について尋ねると「元々は長崎にハーカーという、エビ蒸し餃子があったという話なんだけどね」という福田さん。戦前から長崎では珍しいものを食べる習慣があり、オランダや中国のものが入ってきては食べていたのだそうだ。
ただ、それはお金持ちなどの一部の人の娯楽でしかなく、ハーカーが庶民に広がることは無かったのだという。
二代目だという福田さん(71歳)