以前にはまれぽでも触れたように、西区のくらやみ坂や緑区の泣坂など、横浜市内にもかつて処刑場があったというのは聞く話。
今回取り上げるのは、江戸時代に同じように処刑場があったとウワサされる青葉区青葉台。
そのウワサの真偽を確かめるため、さっそく調査開始！

ネット上でも有名な話？

まずは手始めにインターネットで下調べをしてみると、出るわ出るわ処刑場の話。
歴史的観点から扱う人もいれば、心霊スポットとして話す人もいるようで、いずれも場所は「パルテ青葉台」の裏手と共通している。
昔、この辺りが「仏山」と呼ばれ江戸時代に処刑場があった、というのがこの話の要点だ。

というわけで、まずは現地へ。
田園都市線・青葉台駅の北口に降りて、左方向に少し歩いた辺りが問題の場所だ。
そこにあるパルテ青葉台は3階建てのキレイな建物で、飲食店などのテナントが入る商業施設。
　

1階部分の広場では地元の人が入れ替わり立ち替わり一息ついていた

裏手に回ってみると上り坂になっていて、山とまではいかないがちょっとした丘になっている。ここが話題の仏山のようだ。

地元の人はみんな知ってる？

まずは周辺で地元の人たちに話を聞いてみた。
パルテ前のベンチに腰掛けていた80代の男性に、ウワサについて知っていますか？と聞いてみると「知ってるよ」とのお答え。「この裏の山にあったって聞いたなぁ」ということで、例のウワサと同じ話のようだ。
　

40年以上青葉台に住んでいるという男性

この辺に住んでいる人なら知ってる人も少なくないと話すこちらの男性は、処刑場は実際にあったと思っているそうだ。

続いて、仏山と呼ばれた丘のてっぺんにあるテニススクールのスタッフにも話を聞いてみた。
対応してくれた男性は「この辺の地主さんから聞いたことあるよ」。男性の後ろで作業していた女性スタッフも「私も聞いたことあります」とのことで、やはり知っている人はけっこういるようだ。

丘の中腹にある公園でサッカーをしていた小学生たちに聞いてみても、「大人が話してたのを聞いたことあります」という答え。
　

生まれたときから青葉台という子は知っているようだ

今回、声をかけさせてもらった人すべてがこのウワサを耳にしたことがあった。
やはり地元ではかなり根付いた話と考えて差し支えなさそうという印象だ。