大豆戸町あたりにある神社の社跡のようなものは一体なに?
ココがキニナル!
大豆戸町あたりに、地図にも名前がない神社の社跡のようなものがあり不気味です。石造りの鳥居も建っているのに、当の神社は土台しか残っていません。由来とどうしてなくなったのかが気になります!(がこさん)
はまれぽ調査結果!
社跡のようなものは、2003(平成15)年5月に火災で焼失してしまった大豆戸不動尊の跡。この不動尊は200年以上前からあったようだが由来は分からない
ライター:橘 アリー
どこにあるのだろうか?
不気味な感じがする神社の社跡と聞くと、やはり凄くキニナル。
しかも地図にも名前が載っていないとは、どういうことなのだろうか?
まずは場所を特定するために、キニナル投稿の画像と大豆戸町の地図を見比べてみた。
すると、大豆戸の交差点から直線距離で約300m位のところに、それらしい場所を発見。
投稿された画像
赤い○印を付けた所が、社跡があるらしい場所である(Googleマップより)
問題の跡地は、住宅地の一角にあるようだ。そして、キニナル投稿にあるように、地図上にはその存在は記されていない。
神社の社跡だとすると、遺跡に関する本に何か手掛かりが載っているのではないだろうか?そこで、港北区の遺跡に関する本で調べてみた。
しかし、遺跡に関する本には載っていない。
港北区役所が発行している、港北区の遺跡に関する本
たとえ跡地になっているとしても、神社跡となれば由緒のあるものだから、遺跡に関する本に載っていないのは不自然のような気がする。
さっそく、確認するために、現地へ向かった。
神社ではなくて不動尊!?
環状2号から側道に入り、地図を片手に道を歩いて行くと、道路脇に表示板のようなものを発見。
この道は、「大倉山さんぽみち」と呼ばれているようだ
不動尊という記述がある
そこに、「不動尊」という記述があった。不動尊がこの近くにあるのかと見廻してみると、すぐ横に「不動尊」と書かれた鳥居が!
社跡とは、この不動尊のことなのだろうか?
鳥居を潜って中へ入っていくと階段がある。
草木が生い茂っている
階段は途中で二方向に分かれている
右側の階段を登っていくと、雑然とした広場にでた。
広場の中央には、建物のコンクリート基礎があり、周囲には、鳥居・水鉢・石灯籠などが取り残されたように置かれている。
どうやら、キニナル投稿の神社の社跡とは、この場所のようだ。
手入れされないまま、雑草が生い茂っている
この赤い鳥居は、150cmくらいの高さである
とても古そうな水鉢や捨てられたように置かれている石灯籠