横浜市中区で40年以上にわたり営業している老舗ストリップ劇場「黄金劇場」。

今年2月に公然わいせつなどの容疑で経営者の女性が逮捕されて以来、営業を停止していた同劇場だが、今回、営業を再開しているとの投稿が寄せられた。

状況を取材するため現地を訪れると、当時の経営者で現在執行猶予中の島根和子さん本人から話を聞くことができた。
　

長らく営業していなかった「黄金劇場」

逮捕から再開に至るまで

同劇場は今年2月、客を個室に案内して踊り子の女性に性的サービスを行わせ、また踊り子の陰部を露出させるなどわいせつな行為を行っていたとして、公然わいせつなどの容疑で経営者であった島根さんが逮捕・起訴された。

今年6月5日に判決公判が横浜地裁で行われ、懲役1年6カ月・執行猶予4年、罰金100万円の有罪判決が言い渡された。また、今年6月30日に踊り子の女性を強制的に働かせたとする労働基準法違反の容疑で逮捕されているが、島根さんの話では起訴には至っていないという。

2度目の逮捕から7月半ばまで神奈川県警に留置されていたという島根さん。2月からの営業停止中は、従業員も仕事がない状態だったが、従業員や友人らの協力を得て、9月1日から営業を再開した。

しかし、まだ処分が確定しているわけではなく、この後、行政機関が島根さんら関係者から改めて話を聞く聴聞会を経て、営業停止などの処分が確定する予定。聴聞会などの時期は決まっていない。

島根さんによれば、営業停止などの処分が確定するまでの間、常連客や近所の住民たちに対して「心配をかけてしまったことへのお詫びと、これまでのお礼」という思いを込めて、客が訪れるタイミングを見ながら不定期だが営業をしたいということだ。

その間は、引き続き島根さんが経営者としての役割を担うとのことだった。
　　
　　
　　　
劇場内と楽屋を案内してくれた！　
　
記者が興味津々に劇場内を見ていたら、なんと島根さんが中を案内してくれるとのこと。
中はどんな風になっているのだろうか。
　

劇場は最大34名収容。開演を待つ常連客も訪れていた

劇場内は冷房が効いていて、ステージのまわりに椅子が20個程度並べられていた。
壁際にも長椅子が備え付けられていて、最大34名を収容できるという。