市営バスファン注目!廃車作業立会いツアーをレポート!
ココがキニナル!
3月までに1回程度開催予定という市営バスの「廃車作業立会ツアー」を取材して下さい。(はまっこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
抽選で選ばれた26人のバスファンが参加。普段は体験できない作業に取り組んだり、レアグッズの販売など、貴重な体験にみなさん笑顔!
ライター:田中 大輔
9月23日、市営バス保土ヶ谷営業所にて「横浜市営バス 廃車作業立会いツアー」が開催された。
昨年から始まり、今年も3月に2回、8月に1回と継続的に行われているこのイベント。
通算7回目となる今回はあいにくの天気の中での開催となったが、参加予定者26人は全員が参加。普段は通らないルートを使ったバスツアーから廃車作業の体験まで、バスファン垂涎のこのイベントの模様をお届けしよう。
大人気!? 7回目の廃車作業立会いツアー
このツアーは、横浜市交通局が「多くの人に市営バスを好きになってほしい。また、市営バスファンの期待に応えたい!」と、2011(平成23)年に始めた催しで、今回で7回目を数える。
このイベント、4580(ヨコハマ)円の参加費がかかるものの、第1回目は電話での先着順による応募をかけたところ、1時間半で定員に。2回目以降は、ハガキでの抽選に変更され、毎回定員を上回る応募があるそうだ。
今回の舞台は、相鉄線星川駅近くの保土ヶ谷営業所
今回も、抽選で選ばれた26名のラッキーなバスファンが参加。普段はできない体験に、目を輝かせていた。
今日の主役とご対面!
グリーンライン川和町駅から参加者を乗せたバスは、普段は通らない道を約1時間半走って市営バス保土ヶ谷営業所へ。
なお、このバスはこの日廃車となるのとは違うバス。
到着した参加者たちは、まず営業所内を見学。
金庫内のお金を回収する作業や、ドライバーのアルコール検知器などを見学・体験した。
金庫をこの機械に入れると、中のお金が回収される
アルコール検知器も体験できる
そして、いよいよこの日を最後に廃車となる“KL-HU2PMEE 0-3706号車”と対面。
3つの営業所で活躍した0-3706号、今日で引退
このバスは、つい2日前まで現役のバスとして走っていたもので、12年間で53万7821kmの走行をこなし、お役御免となる。
でも、その前にもうひと仕事。参加者と取材陣を乗せ、営業所の構内をゆっくりとラストランだ。
次々と参加者が乗り込み、いよいよ最後の走行
ほかのバスたちに見送られながらのラストランだ
ホントのホントにこれが最後の雄姿。バスファンの皆さんもカメラ片手に真剣な面持ちだった。
激写! 93枚の方向幕
続いては、方向幕に注目。
方向幕とは、バス正面の上部などにある行き先を示すアレのこと。
「横浜市営」と書かれているのが方向幕
この日は、現在では運行していない停留所を含む全93パターンの方向幕が披露された。
枚数が多いこともあって1時間近くかけてのプログラムだったが、バスファンたちは真剣そのもの。
亀甲山(かめのこやま)停留所は現在、民間会社に移管されている
次々と表示される方向幕を1枚も逃さず撮影
雨のしぶきもなんのそので、思い思いに撮影を続けていた。