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中央市場からみなとみらいに向かう橋はなぜ一車線規制されている?

ココがキニナル!

横浜中央市場からみなとみらいに向かう道路(橋?)は、幅が相当あるにもかかわらず、なぜ一車線に規制されているのでしょうか。(ぱぱさんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

みなとみらい橋の片側1車線規制は、先につながるコットン大橋が片側1車線しかないことと、安全上の問題を加味して警察と協議した結果だった!

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ライター:吉澤 由美子

みなとみらい橋は、みなとみらい地区と横浜市中央卸売市場本場を結ぶ橋として、2008(平成20)年に開通した。同時に、中央卸売市場とコットンハーバー(山内埠頭)を結ぶコットン大橋も開通。

すでに開通していたコットンハーバーと瑞穂埠頭方面(横浜ノースドック手前)を結ぶ連絡橋「瑞穂大橋」を加え、みなとみらい地区が瑞穂埠頭方面までつながることとなった。
 


みなとみらい橋手前からコットン大橋、瑞穂大橋あたりまでの地図


臨港パークや高島水際線公園、ベイブリッジまで一望できるみなとみらい橋は眺めのいい場所。かなり辺鄙(へんぴ)な場所にあるけれど、ジョギングや散歩の人気ルートになっている。
 


みなとみらい橋からの眺望はスケールが大きくて気持ちがいい


以前、はまれぽの記事で、未開通の地下本線(上下4車線)が臨港パーク付近から横浜ワールドポーターズ前まで眠っているという記事があったが、今回の質問はそのすぐ手前にある橋。
 


未開通の地下本線出入口のすぐ手前にみなとみらい橋がある


みなとみらい橋は片側2車線の幅がある立派な橋だけれど、どういうわけか真ん中にポールが立っていて片側1車線に規制されている。
 


市場に向かう車道。ポールの手前は通行できない
 

みなとみらいに向かう逆の車道も同様に、ポールで半分使えない状態


そこで、みなとみらい橋とそこを走る道路について調べてみたら、意外なことがわかった。この橋の通る道路の名前は「臨港幹線道路」。なんと国道でも、県道でも市道でもない不思議な道だったのだ。



臨港幹線道路はどういう道路?



国道、県道、市道ではない道路。もちろん私道でもない。田舎の方に行くと、農道や林道という特殊な道路があるけれど、こんな場所にそういった道があるわけはないし……。
 


国道でも、県道でも、市道でもない道


そう思いつつ調べてみたら、港湾はいろいろ特殊な事情があるので、国道や県道といったくくりに入らない道路を港湾局が整備しているということがわかった。
 


横浜市港湾局は、産貿ホールに入っている


一般車両が入れないふ頭の中には、夜になるとゲートを閉じてしまう道路もある。こうした道路だけでなく、港湾近くにある一般の車が使う道路も多くが港湾局の管轄らしい。

以前の使われていないトンネルの記事でも港湾局に取材をしていたのは、こういった事情だったのだ。
 


みなとみらい橋のすぐ手前に未使用トンネルへの封鎖された入口がある


普通に車で走っていると気付かないけれど、道路にもいろいろ管轄の違いがあるらしい。

そこで、みなとみらい橋を管轄している横浜市港湾局にお話を伺った。