あえて観光地を旅せず関外&裏スポットをめぐる、はま旅Vol.98「関内」編
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第98回は、超メジャーな関内駅の旅。今回はあえて観光地を旅せず、関外や“裏スポット”をご紹介!
ライター:松宮 史佳
関内は横浜市役所があり、観光地も多数存在する。
ゆえに取材で訪れることも多く、松宮にとって“馴染みの場所”。
だが今回は観光地ではなく、“裏スポット”を旅することに決定!@関内駅
「よく知らない関外へ行ってみよう」と南口へ
大通り公園沿いを歩いていると、キニナル建物を発見!
匠の技&貸室が満載! 「横浜市技能文化会館」
建物は「横浜市技能文化会館」
「匠プラザ」の受付へ
すると、担当者の横浜市技能文化会館事業企画チームの韮澤哲也さんと同チームサブリーダーの大木祐介さんにお話を伺えることに!
(左から)韮澤さんと大木さん
横浜市技能文化会館(以下、技文)は3つの目的のもと1986(昭和61)年に創設
1つめは「匠の技と魂(と書いてこころと読む!)」。横浜市は1996(平成8)年より優れた職人を「横浜マイスター」として選定。
1F「匠プラザ」では美容・住まい・食・生活など多彩な分野の職人を紹介
ちなみに「横浜はクリーニング発祥の地」。1859(安政6)年、「開港後、日本に駐留するようになった外国人相手にクリーニングが始まった」そうだ。
当時のアイロン(左)は超巨大!
昔の人は腱鞘炎にならなかったのだろうか・・・
「クリーニング屋さんから教わるアイロンのかけ方」や「お豆腐屋さんから教わる豆腐作り」などの講座を開催していて、“その道のプロ”から直接技を伝授してもらえる。
一番人気なのは、夏休みに開催される子ども向け講座。中でも丸太切りなどを体験できる大工講座が人気らしい。「1日に6、700人も来場した」とか!
板金講座では銅版で表札を作成
左官屋講座では泥団子を色づけ
泥団子は一見焼いているようだが、「瓶の蓋で磨いているだけ」。ちなみに瓶の蓋は「チョーヤの梅酒がおすすめ(笑)」と韮澤さん。
スクリーン印刷講座ではTシャツをプリント!
版に穴を開けて印刷するスクリーン印刷は「水と空気以外何でも印刷可能」。スマホやカメラなどの電子機器にも印刷できる。
「貸室あり」多彩な部屋を紹介!
技文2つめの目的は「勤労福祉」。こちらも講座を開催していて、市民生活を豊かにするサポートする。松宮が心惹かれたのは「オトコの料理シリーズ」!
「夜の料理教室 厨房男子」「紳士の昼膳 手づくりおでん」・・・ネーミングがステキ!
思わず「取材したい!」と思ったのが、日曜に開催される「スイーツ男子」! だが、「秘かに人気のため、フライヤーはなくなってしまった」らしい。残念!
技文には、2名から370名まで収容可能な貸室14室を完備。「18名まで収容可能な会議室が3時間800円」など、超良心的! 9時から22時まで利用可能。「どんな貸室があるのか?」貸室へ案内していただくことに!
オーディオルームは午前9時~12時までの3時間で1800円から
アップライトピアノ+ドラムセット+アンプセットも貸出可能。なんと、全部でたったの2000円!
旅館のような和室9畳は午前9時~12時までの3時間だと900円
しかも無料で茶器と茶室が付いている!
トレーニングルームは209㎡+鏡付き!
この広さで午前中(9時~12時の3時間)だと2500円!
シャワーも付いているのが心ニクイ
「匠プラザ」に戻り、大木さん&韮澤さんに再びお話を伺う。技文3つめの目的は「(ひらがなで)しごと」。
「しごと支援センター」では就業相談や労働・法律相談も無料で可能
受かる応募書類の作成法や面接の極意などのセミナーも
また、地元企業を募って「合同就職面接会」を開催し、就業支援を行っている。前回は「24社、200人以上もの人が集まった」とのこと!
3時間以上にもわたり、お話を伺った大木さんと韮澤さんにお礼を言い、立ち去る。