激走112km!横浜市外周を走ったらどれくらい時間がかかる?
ココがキニナル!
地図上の横浜市の外周を歩いて一周したらどれくらい時間がかかりますか?(ちゅんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜市外周は約153kmで、歩くと38時間以上かかる見込み。大通りをメインに構成する内側の短いコースを自転車で検証したら、112kmで16時間かかった。
ライター:はまれぽ編集部
横浜市は、面積437.38平方キロメートル。
神奈川県のおよそ18%を占める県内最大の都市である。ちなみに、全国789市の中では170番目の広さだそう。
そんな、微妙に広い横浜市の外周はどれくらいだろうか。
横浜市に問い合わせてみると、「実は総距離として算出はしていない」とのこと。それぞれの市境の距離はもちろん出ているのだが、他市と接していない東側の港湾部分などの詳しい距離は把握しておらず、合計の距離も出せないのだとか。確かに、飛び地なども「外周」として考えると難しいかもしれない。
そこで、距離測定サービス「キョリ測」を利用して、横浜市の外周を概算してみた。
まずは、道の有無にかかわらず、市境と、東側は海との境界線に沿ってなるべく細かく測定する。
だいたいこのような境界線を外周とすると・・・
(イメージはGoogleマップ)
算出された外周距離は・・・153km!
ただし、すべての市境や沿岸部に沿って道があるわけではないので、実際に歩いたり走ったりするとなると、もう少し距離は短くなる。とはいえ、すごい距離だ。
歩く速度を平均4kmとすると、歩ききるのに38時間15分。ちなみに、性別や体重などによって個人差はあるが、消費カロリーは1万calを超すようだ。
実際に走ってみた
地図上での測定ではそんな数字が出たが、実際に確かめずにはいられないのがはまれぽ編集部。
といっても、徒歩だと丸2日かかってしまうため、おなじみの自転車で検証することに。
今回はいつものギアなしママチャリではなく、おしゃれなシティサイクルを用意。ただし、タイヤが20インチのため、漕ぐ回数が多くなる鬼仕様だ(一般的な成年用シティサイクルは26インチが主流)。
まさかの20インチ自転車(ギアなし)
なお、実測に際し、いつも自転車企画の際にアドバイスをいただいている横浜ペダルプロジェクトの代表・鳥羽山康一郎さんに、長距離をサイクリングする際の注意点を伺った。
「第一に無理は禁物です。かなり長い時間の運転になりますから、体調管理をきちんとすること。水分と、適度な塩分を補給するようにしてください。また、体重のかかる手とおしりを保護するグローブやパッドなど、装備も忘れずに。ヘルメットを着用し、風や日差しの強い日はサングラスなども準備しておくといいですね」
また、事前のルート選びも重要だという。「広い道は迷いにくいですが交通量が多く、狭い道は安全ですが迷いやすい。事前にきっちりとシミュレーションしておくことが大切です。また、リタイアしたとき、自転車をどこに置くのか、帰る手段はどうするのか、なども決めておくといいでしょう」
そこで、なるべく自転車走行に適した国道や県道を通り、要所で側道に入るルートを選んだ。
距離を再度測定すると・・・結果は118km。
今回検証するルート(Googleマップより)
自転車の平均時速を13~14km/h程度と考え、休憩をはさんで11~12時間はかかると思われる。暗くなると写真も撮りづらくなるため、スタートは午前6時、ゴールを18時に設定して検証を行った。
3月某日の午前6時。
横浜駅を出発し、まずは国道15号を鶴見方面に北上する。
夜も白々明けの午前6時に横浜駅を出発
首都高速横羽線に沿って脇目もふらず走る・・・と思いきや
出発して15分、早くもここでちょっと寄り道。横浜市中央卸売市場で朝ごはんを食べることに。
早朝の中央卸売市場
以前はまれぽでご紹介した「もみじや」のおまかせ定食(1000円)をいただきます
幸福に空腹を満たし、今度こそ国道15号をひた走る。
6km走って鶴見区に入る。もうおしりに違和感
生麦のキリンビール工場
京急本線鶴見市場駅付近の川崎市との市境には午前8時ごろ到着。
「これから先は行きまーせん!」
市境に沿ってわき道に入り、国道1号方面へ。さらに北西に進み、鶴見川沿いに出る。
鶴見川沿いのサイクリングロード。気持ちいい
鷹野大橋を渡り、ここで一瞬だけ川崎市にお邪魔する。すぐに西に折れて綱島街道に出る。
日吉駅に到着。ここまで17km程度
「ちびたん・・・く!」や「スッポン・マムシ料理」のお店を通過