神奈川臨海鉄道の創立50周年イベントをレポート!
ココがキニナル!
横浜本牧駅で行われた、神奈川臨海鉄道の50周年記念イベントの様子をお届け!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
会場には想像以上の来場者が訪れて、にぎわっていた。SLやディーゼル機関車の展示に、お客さんは満足気な表情を見せてくれた
ライター:田中 大輔
ご存知の通り、横浜市内では数多くの鉄道会社が路線を持っている。
JRも市営地下鉄も、京急や東急にみなとみらい線、相鉄線だって、そのどれもが市民や市外から横浜に訪れる人にとってなくてはならない、大切な役割を果たしている。
でも、市内を走る電車は実はそれだけじゃない。
普段の生活では関わることのない、本牧の臨海部を走る貨物線。それが神奈川臨海鉄道だ。
横浜だけでなく、川崎にも路線を持っている
1963(昭和38)年に設立された神奈川臨海鉄道は、今年で50周年を迎える。
それを記念して、5月26日(日)に横浜本牧駅が一般公開されるイベントが開催された。
初の一般公開!
イベントが始まる10時、横浜本牧駅の前にはすでに長蛇の列。
JR根岸駅から無料のシャトルバスが出たこともあって、出足快調
構内が一般開放されるのは初めてのこととあって、鉄道ファンから家族連れまで多くの人が来場していた。
これまで、一般の人の目にふれることのなかった場所だ
会場内では、神奈川臨海鉄道にちなんだ展示はもちろん、警察・消防のブースもあり、さまざまな展示が行われていた。
現地の様子を写真とともにお届けしよう。
ほかでは見られないパワフルな車両
鉄道会社とはいえ、お客さんを運ぶ電車とは違った役割を持つ神奈川臨海鉄道。
大きな貨物を運ぶとあって、あまり見たことのないパワフルなマシンの展示が目を引いた。
「おかげさまで50周年」が掲げられているのは・・・
50周年を祝うこのプレートが取り付けられているのは、コチラ。
ディーゼル機関車DD5518号だ
神奈川臨海鉄道の所有するディーゼル機関車だ。
その名の通りディーゼルエンジンを積んでいる点で、一般的な電車とは異なる車両。
日ごろあまり見ることのない車両とあって、鉄道ファンならずとも興味津々。たくさんの人がカメラを向けて記念撮影を楽しんでいた。
さらには、貨物線ならではのこの機械。
フォークリフトと違い、上から掴んで持ち上げるトップリフター
大きなコンテナを持ち上げるための車両で、実際に作業をしている姿も披露してくれた。
迫力満点の大きなマシンもいいが、それだけじゃない。
チビッ子たちには小さな機関車が人気だ。
構内に敷かれた線路を走るミニ機関車
小さくてもパワフルなミニ機関車。乗車した子どもたちは貴重な体験に、みんな笑顔を見せてくれた。