中華街のお粥専門店「謝甜記」のトレードマークがサンタクロースなのはなぜ?
ココがキニナル!
中華街にある美味しいお粥で有名なお店謝甜記。お店のトレードマークが何故かサンタクロースになっています。是非その由来を調査していただきたいです。キニナル!(tokuさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
創業当時、近くのBARが出していたサンタを譲り受け「謝甜記もサンタ同様、世界中が認知する存在になる」という理由でサンタをトレードマークに。
ライター:クドー・シュンサク
サンタクロース。クリスマスにプレゼントを持ってやってくる赤が似合う謎のおじさん。
12月にもなれば、街のいたるところに人形やオブジェが配され、ジョン・レノンの歌が流れたりすると「そーゆー季節か・・・いいね・・・」と、やけにひたりモードになったりもする。
それが桜や紫陽花、向日葵や椿が咲く季節も、あの格好であの佇まいで年中街に居るという。
理由はなんだろうか。新しい担当の編集部・宮城という伊達メガネくんから有力な答えがあると。「謝甜記(シャテンキ)なので、シャテンキ・・・シャテンキ・・・シャンテクイ・・・シャンテクロ・・・サンタクロ・・・」。
今年4月に入社した、はまれぽ編集部、期待の伊達メガネくんと中華街へ。
創業昭和26年の老舗「謝甜記」
宮城:「さっきの理由、違いますかねぇ」
クドー:「そうかもね」
宮城:「全然思ってませんよね」
クドー:「もっとメルヘンだといいね」
宮城:「今日、赤いTシャツ着てきたのはサンタのイメージですか?」
クドー:「それは違う」
まだ噛み合わないが、怪獣のような妖怪のような担当よりは話しやすい。
中華街へと入り、見えてきたのはサンタクロースの看板。
笑ってますな
それでは
おじゃまします
店内はこんな感じ
お店の方にオーナーさんとの待ち合わせの旨をお伝えすると、あと30分したら来るとのこと。お話はオーナーさんからお願いしますとの運びなので、謝甜記の名物メニューをいただきながら待つことに。
野菜たっぷり「青菜粥(やさいかゆ:710円)」
海鮮たっぷり「什錦魚生粥(ごもくかゆ:710円)」
絶妙な塩分と、ほんのりごま油と、生姜がピシリとアクセント。刻んだ揚げパンの食感が変わっていくのも良い。美味いです、お粥屋さんのお粥。途中、付け合せのネギ醤油を足して味を変えながら楽しむのも良いですね。
お粥と相性最高の「炸餃子(あげ餃子:440円)」
中の餡にしっかり味が付いていて、厚めの皮はサックリでモッチリ。揚げだが、サクッとかるい口当たりで食べやすい。
こうも餃子が美味いと、お粥もよろしいですが、頭を通り過ぎるのはこれだったりする・・・
「それ美味そうやねキミ」
ポスターを刺すように見ていると「お待たせしました! ごめんなさい! 時間を間違えてました! ん? ビールですか? 飲みますか? わはは!」と豪快気味なオーナーの方が到着。しかも、豪快気味なオーナーさんと・・・
おそろい気味の赤
「これもウチの名物なんで食べていってくださいよ! すぐ持ってきますんで。私はウチの二号店の横の喫茶店で待ってますから、ゆっくり食べてから来てください!」とのこと。
オーナーさんは店を後にし、喫茶店へ。オーナーさん、豪快気味で展開が早い。それが心地よくもあった。
「梅醤炸花鶏(梅みそ付鳥の唐揚げ:1300円)」
にんにく醤油香るサックサクのチューリップ状の唐揚げ。それを特製の梅みそにつけていただく。伊達メガネくんと目を合わせ「美味いな!」と声をあげてしまう。唐揚げの仕上がりも秀逸だが、独特の甘みを持つ梅みそのさっぱりとした酸味とみそのコクが相まったタレは非凡な美味。なぜか、伊達メガネくんと仲良くなったような雰囲気にさえなった。
店内に飾られている先代の写真
味のレベルの高さに感服です。店を出て、オーナーさんの待つ喫茶店へ。
謝甜記のサンタクロースの理由、伺いたいと思います。
「シャテンキ・・・シャンテクイ・・・シャンテクロ・・・」