合法なのか? 元町にある「大麻入りビール」を出すバーに突撃取材!
ココがキニナル!
元町のGAP裏辺りの通りにある、バーの看板に「大麻入りビール」と書かれていますが、これってどんなビールなんでしょう?? 看板を出しているので合法な大麻「っぽい」ビールなのでしょうか??(ますすさんのキ
はまれぽ調査結果!
大麻ビールは大麻の種のエッセンスの入った堂々合法なビール。美味しいフードと一緒にご賞味あれ。
ライター:山崎 島
危険ドラッグの取締が厳しくなっている今日、横浜元町の裏通りに「大麻入りビール」と堂々と掲げているバーがあるとの情報が。ちょっとそれまずいんじゃないの!? 中学時代、唯一の友達の家に野生のケシの花が咲いていたのを見つけて(普通のポピーだった)一年間悶々とした山崎が体を張って調査する。
世界中のお札が集まるバー
みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩1分
すっかり秋めいてきた夕方。元町のGAP前で編集部・山岸と集合。バーへ向かう。
大好きウチキパン
かの有名なウチキパンの並びに「大麻ビール」が飲めるバーがあるらしい。
すぐ分かった!! 店名はLASER RUSH(レーザーラッシュ)
ウチキパンのすぐ隣でピカピカ輝くこちらが件のバー。菱形の窓やアンティーク調のドアが印象的。
堂々・・・
カジュアルな看板たちに紛れ、入口付近に堂々と大麻入りビールの文字が!! 思わず2人で声を上げてしまった。
店内を伺う編集部・山岸
カジュアルで入りやすそうだけど・・・さりげなく山岸を盾にして店内へ入る。
たくさんの酒瓶といい色のカウンター
開店前にお邪魔したため、店内ではオーナーの菊池さんが慌ただしく準備をしてらした。お、お忙しいところすみません!! 「どーぞー」と軽やかに席へ案内してくださった。
飲食業界ベテランの菊池さん
早速、お店の成り立ちについてお伺いした。
高校生のころから、親戚の経営する飲食店でアルバイトをしていたという菊池さん。大学卒業時、オイルショックなどの影響もあり就職が難しかったという。人に使われるよりも、自分の頭で考えてできることがしたい、と決意しバーを始めたそう。「LASER RUSH」は開業から約30年。「今思うと、すごい勢いがあったな」と昔を振り返っていた。
開業当初は渋い銀色とミラーを基調にしたモダンな空間だった。17年ほど前に現在のレンガと木をふんだんに使用した内装に。「年を取るとこういう温かい感じの良さが分かるようになるね」とおっしゃっていた。
客層については、平日は主に常連さんが多く落ち着いた雰囲気だが、土日は一見さんも来るとのこと。
また小耳にはさんだのだが、こちらのバーは「インターナショナルバー」として親しまれているとの情報が。それについて伺うと菊池さんは「うーん、それはよくわからないなあ」と苦笑いされた。外国人の利用客が多いようだが、特別意識して集客しているわけではないとのこと。ちなみに菊池さんは英語がご堪能でした。
よく見るとお札がいたるところに飾ってある
世界各国のお客さんが置いていったという世界中のお札。珍しいものばかり
そして超キニナル「大麻入りビール」についてお尋ねしてみる。カウンター内の冷蔵庫から瓶とグラスを出してくださった。
大麻入りビール「Cannabia(カンナビア、700円)」登場
こちらが現物。「ラベルがまんまですね!!!」と編集部・山岸。
グラスで少しずつ・・・
注ぎます
早速いただく。一口飲んで編集部・山岸と顔を見合わせた。なんともフルーティーで軽い味わい。飲みやすい。
ガッツリ葉が描かれているこちらのビール「Cannabia」はドイツ産。LASER LUSHでは大麻入りビール(ヘンプビール)を売り出して10年目。もともとは埼玉県で製造されたヘンプビールを出していたが、生産終了になったため、1年前からこちらのドイツ産のビールを出しているとのこと。発泡酒ではなく、ビール。ザキヤマはちこっとドイツで暮らしていたが、これは一度も見たことないよ。
裏側には原材料が書かれている
飲んだあとにアレなのだが、違法じゃないのか、と尋ねると「ああ、大丈夫。合法だよ」と微笑む菊池さん。ホッ!!
「ヘンプビール」とは、大麻の実のエッセンスが入ったビール。「大麻の葉」は違法だが、「大麻の実」は七味などにも入っているスパイスとして世の中に出回っているのだそう。実はとても身近なものだった。しかもお通じにも良いとのこと!!