【はまれぽ4周年特別企画】飛べと言われたから空を飛ぶ・・・5年目の飛躍を湘南の空の上から絶叫祈願!
ココがキニナル!
「さらなる飛躍」をテーマに掲げて展開している、はまれぽ4周年企画。「とにかく飛べ」という指令に対し、言われたとおり空を飛んでみた
ライター:細野 誠治
fly me to the ・・・ sky(not)
祝! はまれぽ4周年。
皆さまのご愛顧のお陰で、はまれぽ.comも、はや4周年。そして5年目に突入。更なる飛躍を願い、4人の編集部員が「飛翔」「飛ぶ」というキーワードで記事を連作するこのコーナー。
4人目の最後を飾る編集部・山岸(以下ヤマギシ)の見届け人として選ばれました、細野誠治です。
見るだけ! 見るだけなんだから、もう! 細野誠治です
「飛ぶ」ラストの今回は何と・・・パラグライダー!
4回転ジャンプ、靴飛ばし、フライを4kg(←これ、どうなんだ?)ときてパラグライダー・・・。
直球。これでほかの編集やライターに勝てるのか?(いや、別に勝たなくてもいいんだけどさ・・・)
リサーチをすると、はまれぽエリア内でパラグライダーが体験できるところを発見。というわけで 11月某日「飛翔」の舞台、茅ヶ崎へ。
快晴の茅ヶ崎。絶好のフライト日和!
タクシーで5分ほど、フライングポイントの茅ヶ崎西浜駐車場へ。
(途中、おじいちゃん運転手に全然関係ないところで降ろされるハプニング発生。結局歩いて到着)
どこだよ、ここ・・・
とりあえず海へ。こんなキレイな風景が見られる
午前10時、やっと到着。富士山ドーーン! な茅ヶ崎西浜駐車場
本日のフライトでお世話になる「湘南スカイスポーツスクール」さん
代表取締役の飯塚幸雄さん。57歳とは思えない若さ!
そして登場、本日の主役「編集ヤマギシ」。別名=『獣神サンダー・ヤマギシ』
タスキはわかる、そのティアラは一体何なん?
写真でわかる通り編集ヤマギシ、眼が虚ろ。
実はヤマギシ、自分でパラグライダーを選んでおきながら高いところが苦手らしい(どうして選んだ!?)。
かつてサーカスで空中ブランコに挑んで失敗し、以来高いところに行くと思い出して怖いらしい・・・(なぜ選んだ???)。
オレが飛びてーよ・・・。
現在、フライト2時間前。大丈夫なのか? 保つのか? テンション。
実はこの前乗りにはワケがある。それは後々記述するとして・・・細野はこの2時間の間に海水でズブ濡れになった。
細野、入水。ズブ濡れに
ここで少し、パラグライダーについての基礎知識を。
ことの始まりはNASA(アメリカ航空宇宙局)が地球に帰還する宇宙船用に開発した、いわゆるパラシュートが原型。これがやがて山頂や高層ビルから滑空するスポーツに流用され、さまざまな改変が行われて現在に至っている。
アメリカのアポロ計画の産物なのだ
今回お世話になる飯塚さんのパラグライダー歴は長く、今年で37年のベテラン。
自身でさまざまな改良を加え、一般のパラグライダーよりも手軽に空を飛ぶことができるように。背中にエンジン付きのプロペラを背負い推力を得ることで、高所のみからしか飛べないパラグライダーを平地から飛び立てる(モーターパラグライダー)。
120ccのガソリンエンジン
重量約50キロ。これを背負うことで平地からでも飛べる
登山家でもあり、スカイダイビング3000回超を誇る飯塚さんは日本屈指のインストラクター。ダイビングスクールを主宰しており、空の魅力を伝えるために尽力している。なにより話が面白い。
モンゴル軍の国境警備隊にパラグライダーをレクチャーとか・・・国際的冒険野郎
正午、快晴。
風は陸地からの颪(おろし)。オフショアという絶好のコンディション。
最高だ
「そろそろ飛ぶよーっ!」と飯塚さんの声。
さぁ、フライトだ!
海水でビチャビチャのオレに、ここでようやく本日の仕事が回ってくる。
ヤマギシの体に、インストラクターの飯塚さんとを繋ぐハーネスを装着。
作業工程を激写。
「緊張してきた・・・」
オリジナルのハーネス。お尻をすっぽりと覆うので空中でも痛くならない!
あっという間に装着が完了。大変なんじゃ・・・と思っていたがスムーズで簡単。5分もかからなかった。このレポートだけでも「やってみたい!」っていう人、増えると思う。
そしてヤマギシ、渾身のフリップ芸
ちょっぴり緊張、でも晴れ渡った空を見ていると見届け人ながらワクワクしてくる。
こんな感じの機具を装着
機具と羽根(パラシュート)を繋ぐ。大丈夫か?
インストラクターと会話できるヘッドフォンを付ける。ヤマギシ、顔~! 顔~!
準備完了! 後は追い風に乗って海へ向かって走ってゆく・・・が、ヤマギシ、フリーズ。
おいっ!
脳内で「空中ブランコ失敗」がぐるぐる。
オレ「早く飛べって! こんなのブランコが空飛んでるのと変わんねーじゃん! 命綱ないけど・・・」
ヤマギシ「それ(命綱)が一番、大切じゃないですかぁあぁぁぁあああああっ!」
(編集とライターの越えられない壁を実感)
よ し 、 オ レ が 飛 ぶ 。
ヤマギシ「えっ・・・?」
予想ができない展開に!! いったいどうなる!?≫