一見外から「丸見え」!? 横浜市内の「トイレ」で見えずに用を足せるか、体当たり取材!
ココがキニナル!
大さん橋の男子トイレで小をしてると隣の人の視線がキニナル。なぜあのデザイン?(かにゃさん)/西スポーツセンター横の「霜下公園」のトイレ、外から丸見え。どこまで小便器に近づけば見えない?(5656さん)
はまれぽ調査結果!
見えそうで見えない?ねじれの位置。大さん橋は海外デザイナーによるもので、丸見えの可能性大。霜下公園は恥ずかしさはあるが丸見えではなかった。
ライター:クドー・シュンサク
見えるかどうか。キニナリます、ね。この男の場合はどうだろう。
「見えるのやでぇすよぉ!! えぇ~、やでぇすよぉ!!」(編集部・宮城メガネ)。
興奮して聞こえるのはなんでだろう。
大さん橋の丸見え? 斬新トイレ
確認してみた。「見えるかどうか確かめるのは、どっちかがどっちかを見るんだよね」。
メガネくんは「え! え~、そうでしたぁ!! それって・・・えー!! ちょっと、え・・・」。
青い空
「もしあれなら指なんかでなんとなく見たててやればいいよね」と伝えるとメガネンポくんは「指!? 指で、え?」って、なんか今回は飲み込みがいまいちだし、リアクションが大きい。
気のせいだといい。
ぽー
それにズボンの上からでいいんじゃないのかな。その旨を伝えると「そぉです。そぉですよぉ~。あ~あははぁ」。いいやつなのか、本当にソッチなのか。
さてさて、トイレを見に行く。ご案内していただくのは、大さん橋の指定管理会社の大橋さん。まずは出入国ロビーのトイレにていかなるものか拝見。
おじゃま
します
小便器、実に小さい。そのまんま小便器なかんじ。仕切りも確かにない。これはどうしようもなく見えるような気がする。
小さい
かまえてみるとこんなかんじ
小便器がなぜこういうデザインなのか。大さん橋のデザインは、1994(平成6)年~1995(平成7)年の足かけ1年の間に国際コンペで募集を行い、41ヶ国から660もの作品が集まった。最優秀賞に選ばれた現在のデザインを手がけたのはイラン出身の女性、ファッシド・ムサヴィさんとスペイン出身の男性、アレハンドロ・ザエラ・ポロさんの2人によるもの。仕切りを付けない仕様は、外国人ならではの大胆な発想と風習が反映されたのではという見解。
なるほど
この小さな小便器について、大さん橋利用のお客様から「小さいな」「見えそうで恥ずかしいな」「丸見えは何かの一環ですか」という声を何度かは頂いているそうで「可能な改善は順次実施していくよう協議を進めていく」と回答したそうだ。
大さん橋
ほかのトイレも見せていただく
やはり小さく仕切りはない
ちなみになところで、毎日利用する職員の方々からさっきのような声はあったのか尋ねてみると「はじめのころはありました(笑)。でもみんな慣れたようです」とのこと。
最後に大さん橋ホールにある、いちばん大きなトイレへ。
ずらっと並ぶ小さな小便器
黒鍵を挟むと音階がでそうな並び。
ラの位置に立ってみる(写真手前が見切れています)
これは見えそうなラである。メガネくん「わたしもやってみます~」。
ちょっとテンションあがってきた?
「どぉですかねぇ~」
クドー目線
便器の下の方の出っ張りが案外に出っ張っていて、便器側に寄ることができなかったり、便器の間隔が若干狭かったり、便器の位置が若干低かったりするのが「見えちゃいそう」と不安を感じる原因なんだと思います。
たぶん、よく見えると思います。海外のデザイナーの感覚。海外の、デザイナーの、感覚としてデザインされ、採用となった大さん橋の小便器。
いろんな意味で「小さいことは気にするな」ってことですか。