この木何の木キニナル木、イセザキ・モールの巨木メタセコイアが突如伐採された理由とは?
ココがキニナル!
伊勢佐木町にある生きる化石、メタセコイアの巨木は?/なぜ切り倒された?/スクランブル交差点の横断歩道を遮るチェーンに囲まれた場所は?(Ichiさん、横濱マリーさん、Aloha.Rickyさん)
はまれぽ調査結果!
約57年前に植えられたメタセコイアは、近くの建物を傷めてしまう上、成長が早く手入れが大変なため、2014年10月に伊勢佐木町3丁目共栄会が伐採
ライター:山崎 島
結構多くの方がキニナル木、イセザキ・モールのドン・キホーテ前に植えられていた「メタセコイア」。そういえば、最近姿が見えません。存在感大だったあの木が無くなったのに気がつかないなんて、自分がだいぶ信じられない今日このごろ、「あの木は何者で、どこから来てどこへ行ったのか」を調査しにイセザキ・モールへと行ってまいりました。
メタセコイアとは
みなさんは「メタセコイア」をご存じだろうか? メタってついてるところから、なんだか近未来的な気配も漂わなくもないが、キニナルを投稿してくださったIchiさんもおっしゃっていますように「生きる化石」と言われているらしい。中央図書館で図鑑を見てみた。
横浜市中央図書館へやってきたとこー
『原色植物大図鑑』(誠文堂新光社)によると、メタセコイア(Metasequoia glyptostroboides)は別名アケボノスギ。メタセコイア属の落葉高木で、1945(昭和20)年に中国の四川省で発見された。「メタセコイア」はそれまで化石でしか発見されていなかったため「生きている化石」として有名になった。とても成長が早く、大きくなると高さ35メートル、幹の太さが直径2.5メートルにもなるそう。
偶然発見したメタセコイア。秋には落葉するため、この時は枝のみ
葉はこんな感じらしい(フリー画像より)
山崎、実はずっとイチョウか何かかと思ってました・・・。そんな「メタセコイア」が何故イセザキ・モールに植えられて、そしてどこかへ行っちゃったのか、伊勢佐木町3丁目共栄会会長さんにお話をお伺いしてきました。イセザキ・モールへいこー。
横断歩道を渡ると伊勢佐木町3丁目
これが噂の
「メタセコイア」が植えられていた跡
現在はコンクリートで塗り固められ、チェーンに囲まれている。あの「メタセコイア」を知らない人やうっかり忘れている人が見たら「なんずら??」と思いそうな思わせぶりなスペースになっている。
2014(平成26)年2月「メタセコイア」がまだ植えられていたころの様子
2014年10月、伐採される前のニューオデオンビルを覆うメタセコイア
すごい大きさです。ほかの木とは明らかに何か違う、オーラすら感じる大きさです。これは根も相当深そう。