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横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.40 しょぼい駅「神奈川駅」前の静まり返っている「宮前商店街」で穴場の名店を発見!

ココがキニナル!

横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.40 しょぼい駅「神奈川駅」前の静まり返っている「宮前商店街」で穴場の名店を発見!

はまれぽ調査結果!

宮前商店街の歴史を感じながら新会芳楼で五目チャーハンをいただき、残金がほぼなくなったところで神頼みをし萬新菜館で皿洗いをして焼そばをいただく

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ライター:三輪 大輔

「一回だけ、ヤらせて下さい!」

はまれぽ編集部の女王 (編集部・山岸)に、何度お願いしたことだろう。その度に土下座を繰り返すものの、全く相手にされない。それどころか逆に殴られ、蹴られる始末だ。それはそれで、ご褒美にはなるけれど、やはりヤりたいものはヤりたいのである。

しかし、である。そんな苦汁をなめてきた筆者の元にも、チャンスが来た! 念ずれば通ずるものである。
 


やった! 1000ぶら 初 体 験 !


ついにやってきました! 初めての1000ぶら企画。この1000円、どう使ってくれようぞ!ということで早速、宮前商店街に向かうことにした。



宮前商店街は、どんなところ?



実は、今回の舞台となる「宮前商店街」は、以前もはまれぽで取り上げたことがある場所だ。
 


しょぼい駅、京急神奈川駅の目の前


簡単におさらいをすると、商店街のある神奈川区青木町は、江戸時代には宿場として栄えていたエリアである。「西の青木本陣」、「東の神奈川本陣」と呼ばれていた、参勤交代の大名が宿泊する本陣が2つあったり、安藤広重の『東海道五十三次 神奈川宿台ノ景』に周辺の景色が描かれたりもしている。商店街自体も1950(昭和25)年に発足し、長い歴史がある場所だ。
 


栄えていた当時の宮前商店街


しかしピーク時には38店もの店が軒を連ねて栄えていた商店街も時代の移り変わりとともに衰退を続け、現在は閑散としているという。唯一、商店街に活気が戻るのが、6月第2週の週末に行われる提灯祭のころだ。
 


提灯祭の時の宮前商店街。通りは人で溢れている


そんな背景がある商店街ということで、この日も一通り通りを歩いてみたが、営業している店が飲食店を中心に数軒ほどしかない。

宮前商店街での1000ぶらのテーマは「穴場の名店を見つけよう」ということであったが、いつも突撃取材をしているため取材を受けてもらえる店がないのでは、と不安に。そもそもお店のご迷惑になってしまっては元も子もないのでは・・・。

今回は、ボツ企画だなと思い「どうしましょうか?」と山岸に問いかけると「とりあえず、1軒入って考えたら?」との返事。これまでライターへの無茶ぶりを繰り返すことで、数々の企画を成立させてきた、はまれぽ編集部の女帝・山岸は何ともいい加減だ。そこで先ほどから目をつけていた新会芳楼(しんかいほうろう)に入店、取材をお願いすることにした。



取材拒否の名店


 


中華料理店「新会芳楼」に入ります!


「普段は、取材はお断りしているんだけどね」と言って、筆者たちを迎えてくれたのは亭主の木谷(きたに)さんである。今回は取材班の「この商店街を紹介したい」というしつこいほどの必死のお願いが通じたのか「特別に」と取材を受けてくださることとなった。
 


亭主の木谷さん。お店では奥さんも働いている


新会芳楼は、宮前商店街で50年ほど営業を続けている中華料理店である。ご両親が中華料理店をはじめ、その後を継いで木谷さんが亭主を務めてきたそうだ。「今では、このあたりでうちが一番古いんじゃないかな」と木谷さんも言うほどの老舗である。

現在は昼時になると近くに勤めるサラリーマンで満席になり、中には週に3、4日通う方もいるという。

宮前商店街について伺うと木谷さんは「確かに祭りの時はにぎわいが戻るけど、商店街に昔ほどの勢いはないね。ただ、ここはもともと静かな場所だったんだ。父の店は山下町付近にあったんだけど、そこと比べたら落ち着いた住宅街にある商店街だね」とも話してくださった。
 


昔ながらの味わい深いカウンターが昼時にはいっぱいに


そこで、筆者たちも料理を注文しようとメニューを取ったが、そのラインアップの豊富さもさることながら、どの料理も実にリーズナブルであるのに驚いた。しょうゆラーメンと塩ラーメンが、500円(税込)である。
 


ざっと見ただけで50種類以上はあるメニュー


「消費税が8%になる前は、460円でやっていたんだけどね」と木谷さんは言っていたが、今でもワンコインで食べられるのだから、十分な安さだ。
 


ここで勤続23年、西岡さんは忙しそうだけど笑顔で話をしてくれる


この日、筆者は、従業員の西岡さんイチオシの「五目チャーハン(900円/スープ付)」を注文。調理を待っている間「普段は、お客さんの前には出さないんだけどね」と言いながら、特別ゲストが登場した。それこそ、新会芳楼のアイドル犬・プーちゃんである。
 


新会芳楼のアイドル・プーちゃん。つぶらな瞳がカワイイ


プーちゃんはトイプードルとシーズーのミックスで、現在7歳の雌犬だ。とても人懐っこくて、すぐに仲良くなることができる。しかしプーちゃんには、ひとつ変わったクセがあった。頭を撫でようとすると終始、ペロペロペロ、ペロペロペロと手を舐めてくるのだ。

確かに筆者は今まで「とんかつソース顔だよね」とか「ちょっと胸やけがするような顔の濃さだよね」とか言われ続け、香ばしい存在であるという認識はあった。しかし、ここまで舐められるとは、30代のおっさんの手がそんなに美味しいのだろうか。
 


手に変なものがついている訳ではありません!
 

山岸になでられて寝ちゃった・・・


そうこうしているうちに、「五目チャーハン」が完成した。それでは、どうぞ!
同店イチオシのチャーハンに驚いたのは、まずボリュームの多さ。これで900円である。
 


どうですか、この具の大きさ!
 

木谷さん、いただきま~す


ホクホクのチャーハンとアツアツの具が口の中で混ざり合って、美味しさを引き立て合っている。近くのサラリーマンが、昼食の度に来るのも納得だ。

木谷さん、ありがとうございました!