開園から16年、ついに2015年4月に全面開園するよこはま動物園ズーラシア!アフリカのサバンナを一足お先に大公開!
ココがキニナル!
ズーラシアに4月からアフリカのサバンナと言うエリアがオープンするそうです。どんな様子なのかレポートお願いします。(youki4663さん/yakisabazushiさん/たこさん)
はまれぽ調査結果!
国内初の4種混合展示や、ライオンなど見どころはたっぷり。アフリカにちなんだ新メニューやイベントも目白押し!
ライター:田中 大輔
いよいよ「よこはま動物園ズーラシア」の「世界一周の動物旅行」が完結する。
1999(平成11)年4月のオープンから丸16年となる、今年4月22日(水)。
最後のエリアとなる「アフリカのサバンナ」の未公開だった部分がついに開園となる。
ズーラシアの掲げ続けたテーマが、ついに完結する
全面開園までおよそ1ヶ月となった3月18日(水)、一般公開に先立って「アフリカのサバンナ」が報道陣や市の関係者など、約60人に公開された。
「世界一周の動物旅行」の最後の場所はどんなところなのか。一足早く、みなさんにもお届けしよう。
チーターもシマウマも一緒! 日本初の4種混合展示
いよいよ開園となるズーラシア最後のエリアは、全体で4.6ヘクタール(4万6000平方メートル、横浜スタジアム1.7個分)に及ぶ「アフリカのサバンナ」と呼ばれるエリアの一部。
一部と言っても、3ヘクタールの大規模な敷地で、新たに9種類もの動物が暮らすことになる。
一番の目玉となるのは、国内初の試みとなる「4種混合展示」だ。
これは、ひとつの展示場にエランド、グラントシマウマ、キリンといった草食動物と肉食動物であるチーターを同時に展示するというもの。
広い展示場に4種類の動物が。動物園とは思えない新鮮な光景
本物のサバンナさながらの展示となり、見る側としては好奇心をそそられる。
草食動物たちが襲われないの? と心配にもなるが、3種の草食動物たちはチーターよりも大きいため、危険はないそうだ。
ねじれたツノが特徴のエランドは、ウシ科の大きな動物
チーターも草食動物たちも「お互いを視界には入れておくようにして、よく見ています」とのことだが、この日はチーターは専用の展示場に。
広々とした混合展示場ではキリンが悠然と過ごし、エランドやシマウマは時折り走り回る姿を見せてくれた。
走る姿と言えば、俊足で知られるチーターの疾走シーンを見たいと思う人も多いはず。見られるかどうかは「運次第ですね」とのことだが「エランドに追いかけられて走るかも」とむしろチーターが逃げ出すような場面もあるそうだ。
この日はガラス越しに姿を見せてくれたチーターの「エジプト」
展示場中央付近の倒木をチーターのお気に入りスポットにさせたいそうだ
シマウマは、野毛山動物園にいるグレビーシマウマとは違う種のグラントシマウマだ。
グレビーシマウマよりも小さく、しま模様の幅が広いのが特徴だそうだ。
テレビの動物番組によく登場するのは、このグラントシマウマ
ひとつの展示場がかなり広く動物たちも気持ち良さそうではあるが、場合によっては動物が見にくくなるというジレンマもある。
しかし、動物たちも意外と近くまで来てくれたし、フェンスが前に出て見やすくなっているポイントも用意されているので、その点はご心配なく。