開園から16年、ついに2015年4月に全面開園するよこはま動物園ズーラシア!アフリカのサバンナを一足お先に大公開!
ココがキニナル!
ズーラシアに4月からアフリカのサバンナと言うエリアがオープンするそうです。どんな様子なのかレポートお願いします。(youki4663さん/yakisabazushiさん/たこさん)
はまれぽ調査結果!
国内初の4種混合展示や、ライオンなど見どころはたっぷり。アフリカにちなんだ新メニューやイベントも目白押し!
ライター:田中 大輔
ライオンが! サイが! ハイラックスも!?
もちろん新エリアにいるのは、混合展示の4種だけではない。
もう1種のスター候補生がライオンだ。
こちらが新しいライオンの展示場
ライオンの展示場からもキリンたちが見える
広島県にある安佐(あさ)動物公園からやって来た「ソラ」、野毛山動物園から来た「フク」の2頭のオスと、茨城県のかみね動物園から来たメスの「ニノ」の3頭がすでに新しい生活を始めている。
こちらはオスの「ソラ」。威風堂々の王様だ
室内展示場にはメスの「ニノ」。近寄ると目線を向けてくれた
ズーラシアではこれまでもインドライオンが飼育されていたが、現在はメスだけで、見る側としてはちょっとさびしかった。今回は、立派なたてがみを生やしたオスも加わり、今後の繁殖にも期待がかかるところだ。
また、ヒガシクロサイの「ニル」も注目。
現在は展示場に出る練習の最中ということで、この日は獣舎の中に。
名古屋の東山動植物園から引っ越してきた「ニル」
かなり繊細な動物だそうで、獣舎内ではラジオをかけっぱなしにしているという。
無音の空間だと、扉が風で揺れる音がするだけで驚いてしまうそうで、人の声が聞こえている方がかえって落ち着くんだそうだ。
ほかにも、ミーアキャットやケープハイラックス、リカオンなどがズーラシアに仲間入りしている。
この日は、工事の都合でリカオンは非展示だったものの、4月の開園時にはその姿を見せてくれるだろう。
ミーアキャットは、おなじみの直立ポーズを見せてくれた
チームワークを駆使して狩りを行うリカオン。6頭が飼育されている
(画像提供:よこはま動物園ズーラシア)
まだ慣れていないのか、展示場のすみに固まっていたケープハイラックス
ケープハイラックスは一見ネズミのようだが、実はゾウに近いという不思議な動物。
胃はウマに似ているなど、小さいながらも知れば知るほど味が出る隠れたアイドルかも。
ライオンやチーターに目が行きがちだが、彼らのような小型の動物にも注目すると、より動物園を楽しむことができそうだ。
動物だけじゃない。サバンナのお楽しみ
新エリアのお楽しみは、動物たちだけではない。
無料休憩所「サバンナテラス」では、アフリカにちなんだ新メニューもお披露目された。
アフリカ料理をサバンナテラス風にアレンジした「ムアンバライス」1180円
原始肉をイメージした「ボーン・ハムバーグプレート」1500円
「スパイシーグリドルチキン」500円(左)、東アフリカ料理の牛肉串「ムシカキ」650円
食事もアフリカンにすれば、気分がより一層盛り上がるというもの。普段はあまり食べる機会のないメニューも、ズーラシアの新名物になるかもしれない。
また「アフリカのサバンナ」全面開園に伴い、ズーラシアではイベント「アフリカンフェスタ」を企画している。
3月28日(土)から4月3日(金)の第1弾は「アニマル」をテーマに、アフリカ産の哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫などが期間限定で特別展示される。
「動かない鳥」として話題になったハシビロコウも来園予定
(写真は上野動物園のハシビロコウ)
続く第2弾は4月11日(土)、12日(日)に行われる、アフリカをはじめ世界各国の料理がころころ広場に集まる「フード」、5月2日(土)から6日(水)は「ミュージック&マーケット」としてアフリカの雑貨や民芸品が勢ぞろいするなど、盛りだくさんの内容が予定されている。
「ミュージック&マーケット」では、アフリカンミュージックのパフォーマンスや、ワークショップも開催されるそうだ。
また、3月21日(土)から5月31日(日)までの週末と4月24日(金)は、ズーラシアで飼育されているアフリカの動物に関する特別ガイドも行われることになっている。
オカピやチンパンジーの特別ガイドを聞くことができる
取材を終えて
「アフリカのサバンナ」が全面開園となることで、一通りの完成となるズーラシア。
村田園長は率直に「うれしい」と笑顔を見せたが「動物園は完成しないもの。常に進化していくものなんです」とも話す。
動物の展示方法やトレーニング方法、動物福祉など、動物園を取り巻く環境が日々変わる中で「ズーラシアはその最先端を走って来た。これからもリードしていきたい」と続け、そんな動物園で「訪れた人には、新たな夢を持ってほしい」とメッセージを送ってくれた。
「新たな夢」に向けて、いよいよ
全面開園後、ズーラシアは45.3ヘクタール(45万3000平方メートル、横浜スタジアム約17.3個分)を誇る日本最大級の動物園となる。
新しいエリア、新しい動物を加え、ズーラシアは新しい夢を与えてくれる場所になっていくようだ。
―終わり―
取材協力
よこはま動物園ズーラシア
住所/旭区上白根町1175-1
電話/045-959-1000
営業時間/9:30~16:30(入園は16:00まで)
定休日/火曜日(祝日の場合は翌日休園)
ローズウッドさん
2015年04月29日 15時57分
早速行ってきました。ズーラシアはそう遠くないのに、何故か今まで一度も行ったことがありませんでしたが、全面改装リニューアルオープンなどの触れ込みがあると、ちょうどいいやと行くきっかけになりますね。実際集客も少し減っていたそうなので、このアフリカゾーンを機に集客が回復して、他のブースの動物展示ももっと良くなるといいな…というのが実際に行った感想です。(ガラスが沢山傷がついて少し見えづらいとか、オオワシのケージが小さくてもっと広くなればいいのに…という小さな改善点が沢山目につきました。もっともっと集客でお金が増えてどんどん良くなってほしい、また行ってお金を落とそう!と思いました。)ズーラシア全体もアフリカゾーンもとっても楽しかったですよ!
角さん
2015年03月21日 00時44分
暑いけど、夏に行ったらアフリカゾーンは楽しそうだ。
ホトリコさん
2015年03月19日 12時34分
またひょんなタイミングで前の日曜日にズーラシアに行っていまして、完成はしているサバンナエリアの残りを眺めていたら…早速アフリカライオンのオスに睨まれました…、だけど楽しみです。