今年もプロ野球が開幕した。我らが横浜DeNAベイスターズは、キャンプ明けから終始好調を維持し、12球団中2位の順位でオープン戦を終えた。今年こそ・・・今年こそ、狙えるぞクライマックスシリーズ！　そしてその先の日本シリーズへ！　そんな期待と夢を抱かせる結果となった。
　

今年もついに球春到来である

しかし、である。本当にハマッ子はベイスターズを応援しているのだろうか？　もしかしてキニナル投稿にもあるように、他球団のファンの方が多かったりして・・・。そこでプロ野球開幕前に街に繰り出して、ハマッ子の中にどれだけのベイスターズファンがいるか調査を慣行してみることにした。

横浜駅周辺で突撃インタビュー！

今回、ハマッ子の定義は横浜18区の出身者とした。そのため、例えば横浜市で生まれ、転勤などで各地を転々とした後で、現在また横浜市内に住んでいる方は集計内に、逆に現在は横浜市に住んでいる方でも、出身が横浜18区外の方は集計外となる。

また場所であるが、今回インタビューを行ったのは計6ヶ所である。人が多く集まる横浜駅周辺と、ベイスターズの聖地である横浜スタジアム。そして地元民が多く集まるイセザキ・モールと野毛界わい、最後が観光客も多く足を運ぶ桜木町である。

　

今回聞き込みしたエリア ※クリックして拡大
　

質問項目は「好きなプロ野球の球団」「好きな理由」「好きな選手」「日本一予想」の4つだ。早速、まずは横浜駅から。待ち合わせのスポットとなる相鉄線の改札近くでインタビューをしてみることにした。
　

午前11時に横浜駅から調査開始。手には名刺を握り締める

休日の午前11時台ということもあり、駅は多くの人でにぎわっている。グループで待ち合わせをしている人も多くいて、突撃インタビューがしやすい環境が整っていた。そこで早速、男女3名で待ち合わせをしていた20代のグループに話を聞くことに。
　

日本一の予想では広島カープを挙げたイケウチさん

結果は、男性のイケウチさんが巨人ファンで、女性2名のうち一人が広島ファン、もう一人が興味なしの結果となった。ちなみに巨人ファンの理由を尋ねると「親が巨人ファンだったので、自分も自然とそうなりました」とのこと。広島ファンの方は「黒田博樹（くろだ・ひろき）投手が帰ってくるのをニュースで見て、カッコいいと思いました」との理由である。カ―プ女子は広島だけではなく、ここ横浜の地でも勢力を拡大しているようだ。

しかしベイスターズの名前はでてこなかった・・・残念。と思っていると、4人目で初めて「ベイスターズのファンです」と答えてくれた人物が登場した。それが、ご自身も野球経験者であるというカタオカさんである。
「地元だから、やっぱり応援したいですね。日本一になった1998（平成10）年の盛り上がりをもう一度見たいです」とのことだ！　今シーズン、その勢いがまた見られる可能性があるかも！？
　

この調査初めてのベイスターズファンであるカタオカさん

その後も、どんどんインタビューを重ね、ハマッ子たちに「好きなプロ野球球団」を聞いていく。ただ休日に調査を行ったため横浜以外の方も多くいて「横浜出身ではないので・・・」と断られる場面も多くあった。そこで調査範囲を横浜駅西口派出所やそごう横浜店前などにも広げ、どんどん街の声を集めることに。
　

ナンパをしているわけではございません

その横浜駅西口派出所近くでインタビューに答えてくれたのは、中学生でテニス部に所属しているお二人だ。早速、好きなプロ野球球団を聞いてみると「巨人」と「興味なし」との回答が。
巨人ファンの理由を尋ねてみると「お父さんが巨人ファンだからです」とのことだ。ちなみにお二人とも、今一番興味があるスポーツ選手は錦織圭（にしこり・けい）選手らしい。確かに錦織選手はカッコいい！
　

左からオオタケくんと、ヨコヤマくん。テニス頑張ってください！

ハマッ子の声を集め、少しずつ見えてきたのは、ベイスターズファンも多くいるけれど、野球に興味のない方も多くいるということだ。特に20代前後の女性で「野球はあんまりみないんです」「ちょっとルールが分かりづらくて・・・」という声が多かった。

しかし野球に興味はないと回答した40代のご婦人が「あの大リーグから広島に帰ってきた人がいるでしょ」と黒田選手について語りだす場面もあり、女性中心に広島が好きと答える割合も多い。広島には女性の心を惹きつける何かがあるのだろうか？
　

パルナード通りにも足をのばしインタビューを実施

また、60～70代の方では、巨人の人気が特に強い。好きな選手も「王貞治（おう・さだはる）選手」や「長嶋茂雄（ながしま・しげお）選手」など巨人の黄金時代を支えた選手の名前が出て、古くからのファンである方が多くいた。

ただ、そごう横浜店前でインタビューにご協力していただいたフジクラさんのように「大洋（ホエールズ）時代からのファンです。高木豊（たかぎ・ゆたか）選手が好きでしたね」と答えてくれる、古くからのベイスターズファンにも出会えた。
　

フジクラさん（写真右）と一緒に待ち合わせ中のご友人

こうして、横浜駅周辺で51人のインタビューを終え、結果は下記の表通り、61％の得票率でベイスターズが首位となった！
　

好きなプロ野球の球団ランキング（横浜駅周辺編）。ちなみに15人が興味なしという結果
　

ベイスターズが好きな理由ランキング

横浜駅周辺では、ハマッ子の好きな球団はベイスターズが首位になった。理由で多かったのが「地元だから応援したい」というものであったが「球場に足を運んでから」という方も3名いる。強くなって面白い試合が多くなることで、やはりファンも増えていくのだろう。

続いては、より多くのハマッ子が集まるであろう横浜スタジアム周辺からイセザキ・モールに移動して調査を行った。

ハマスタ周辺からイセザキ・モールで突撃インタビュー！

まずは横浜スタジアム周辺からインタビューを開始。この日、オープン戦の開催はなく、家族連れなどでにぎわっていた。
　

早速、横浜スタジアム周辺でも調査開始！

ベイスターズの聖地「関内」で最初にインタビューを行ったのは、なんと川崎球場に大洋ホエールズの本拠地があった時代から応援を続けているファン歴40年以上というクサカさん。「チームとしてずっと好きだから、応援し続けているよ」とのこと。熱いベイスターズ魂を感じました！
　

「優勝は・・・う～ん、やっぱり巨人かな」とクサカさん

続いてインタビューしたのはイシマルさん。なんと「昔、横浜にいた内川選手と中学時代同級生でした」とのこと！　当時、内川選手は野球部ではなくクラブチームに所属していたそうだ。

出身が横浜市内ではないため、今回のハマッ子の定義から外れてしまったが、イシマルさんは「ベイスターズのファンです」とのことだ。こうしたファンにもベイスターズは支えられているんだな。
　

現在は金沢区にお住まいであるイシマルさん

関内に移動してから、横浜出身であるハマッ子の数が圧倒的に増えた。ハマッ子は、休日には街には出かけず、近所でゆっくりと過ごすスタイルを取っているのだろうか。

横浜スタジアム周辺から移動した先の大通り公園でも、フリーマーケットが行われていたり、おじさんたちが将棋をしたりしていて、明らかに近所の方が多くいるようであった。
　

大通り公園でインタビューにご協力してくれたタノウエさん

そんなゆったりとした午後の一時を過ごしている中、インタビューにご協力いただいたのはタノウエさんである。ご両親の転勤で関西に住んでいて阪神ファンだったときもあるというタノウエさんも、現在は「ベイスターズが好きになりました」とお話してくれた。
　

イセザキ・モールで調査開始！

そして、このまま場所をイセザキ・モールに移して調査をしてみることに。午後3時ごろのイセザキ・モールは買い物客で大変にぎわっている。また地元の友達とグループで遊んでいる方も多くいて、たくさんの声を聞くことができた。

そんな中、高校時代に一緒の水泳部だったという5人組にインタビューを実施したところ、ベイスターズに2票、そして巨人、阪神、広島が1票ずつという結果に。ベイスターズ以外の理由は「某番組のカ―プ芸人特集が面白かった」「おばあちゃんが阪神ファンだから」、そして「テレビで巨人戦をよく見ていたから」ということであった。
　

仲が良さそうで羨ましい。ご協力ありがとうございました！

また歓楽街の近くということで、バニーガールの女の子にも遭遇・・・。ただ地元の方が増えれば増えるほど、圧倒的に増える「ベイスターズファンです」と答えてくれる方々！
　

ハマッ子ではなかったが、青森出身のアヤちゃんは楽天ファン

ということで、ハマスタ周辺からイセザキ・モールでは、43名の方にインタビューを行い、結果は下記の通りである。70％の得票率で、またしてもベイスターズが首位に！
　

好きなプロ野球球団ランキング（関内駅周辺編）。ちなみに10人が興味なしという結果
　

やはり圧倒的な「地元愛」の得票率

インタビューに応じてくれた方の半数以上がベイスターズと答え、好きな理由でも「地元だから」がトップとなり、地元愛を感じさせるものとなった。球団に関連する仕事をしている方がいたのも、スタジアム近くならではの傾向だろう。

それでは最後に、野毛を抜けて桜木町で調査を行うことにした。