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横浜駅西口からダイヤモンド地下街に行くまでに「階段を上ってまた下りる」無駄な動線になっているのはなぜ?

ココがキニナル!

横浜駅とダイヤモンド地下街。どうしても階段を登っておりないと行き来できません。使い勝手が悪すぎます。どうしてここはつながることができないのでしょうか・・・(ほんま かつゆきさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜駅構内とダイヤモンド地下街を結ぶ「馬の背」は、2020年東京オリンピックに合わせバリアフリー化され、つながる予定。

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ライター:山崎 島

JR横浜駅中央改札を出て、ダイヤモンド地下街へ行くまで、一回階段を上がってまた下がらなければならないこと、みなさんうすうすお気付きのことと思います。
 


やっと上がってもまた下がらなければ・・・人生の教訓?


「こんなもんなんだろうなあ・・・よっこいせ」と何気なく通っていたあの道。言われてみるとすっごい使い勝手悪いよなあ。多くの人が行き交う横浜駅のあの場所が、なんであんなふうになっているのか。ぷりぷりしていたら神奈川新聞でこんな記事を見つけました。
 


馬の背??


件(くだん)の通路がなんと2020年の東京オリンピックまでにバリアフリー化されるんですって!!これは詳細を聞きに行かねば!!



がしかし



株式会社相鉄アーバンクリエイツと株式会社JR東日本横浜支店に問い合わせても「まだ各関係個所と確認の段階のため、お答えできることはありません」とのご返答。

で、でも新聞には出てましたよね・・・編集部・山岸の普段の行いが悪いの? と俄然弱気になる。これは時期が来るまで待たないとなあ、と思っていると、新聞記事の中に、2009(平成21)年から始まった都市計画「エキサイトよこはま22」の文字を発見。てことは都市整備局に行けば何か分かるかも!! 
 


やってきました横浜市役所


お忙しい中取材にご協力くださったのは、都市整備局都心再生部都心再生課横浜駅周辺等担当課長(長い)の吉田さん。
 


脱力感が渋いいかんじ


さっそく「馬の背」についてお話を伺った。まず、あの場所が「馬の背」と呼ばれているのは何故でしょうか?

「詳しいことは不明ですが、上がってまた下がるところが、馬の鞍のような形状をしているからそう呼ばれているんじゃないですかね。誰が言い出したかは・・・ちょっと分かんないなあ。でもたぶん市役所発祥だと思いますよ」とざっくりお答えくださった。

確かに、あの場所を「馬の背」と呼んでいる人ってあったことないし、新聞で初めて知ったもんな。市役所の中だけで使われている名称の辞典作ったら結構厚みがありそうですね。
 


現在の「馬の背」の様子(都市計画市素案説明会 平成26年4月7日資料より)


次は「馬の背」はいつ、そして何故できたのか。

「当時の資料は残っていないので、やはり詳細は分かりませんが、ダイヤモンド地下街ができる前のJR横浜駅のもともとの構造に原因があると思います。2つの施設を同時に設計していたらあんな形にはならなかったでしょう・・・できた時期・・・もはっきりとは分からないですね。あくまでもJRと相鉄の施設ですから、市として把握している資料などはありません」

なるほど・・・JR横浜駅が現在の場所にできたのが1928(昭和3)で、ダイヤモンド地下街が1964(昭和39)年にできたわけだから、おそらく1964年には「馬の背」はあったのではなかろうか。
 


上から見た図


(1)と(2)の間が「馬の背」。(1)の階段が3メートル、(2)の階段が5メートル
(第5回エキサイトよこはま22懇談会資料より)。

横浜駅には鉄道会社が何線も通っているため、ホームから改札まで高低をつけなければならず、地下通路を作り改札を駅周辺の地上より低いところに設置せざるを得なかった。

大きな駅だからどうしても階段が多くなるのは仕方がないかもしれないが・・・。1965(昭和40)に自由通路を作ろうとしたときに工事はできなかったのだろうか。それも今となっては分からない。

新聞記事にはクレームも多く「馬の背」解消は長年の課題になっていたと書かれていたが、これからどうしていくんでしょうか?

「2020年の東京オリンピックへ向けて『西口駅ビル(仮・元CIALがあった場所にできるビル)』を作る工事と『馬の背』のバリアフリー化の工事をすることが決定しています。新聞記事にもあった通り全体調整は横浜市が行いますが、駅ビルはJR、西口地下街は相鉄アーバンクリエイツが工事を担当、費用の負担をします」

「この工事をするにあたり、駅ビルの地下と西口地下街をつなぐ地下通路のみ、市や国から補助金がおります。地下通路の工事予算は約36億円で市からの補助金は3分の1、国からも同じく3分の1で、残りは各企業の負担となります。すでに準備工事は一部始まっていますが、本格着工は2015年秋から始まります」とのこと。
 


「馬の背」ビフォア・アフターであります


ちなみに、西口駅ビル(仮)を建設するにあたり、現在あるユニクロや西口ルミネ、それに物産展はなくなってしまうんだそう。
 


ぶっさんてーん!!!


それはそれでとても寂しい!! 「『エキサイトよこはま22』での横浜駅の再開発は、これから起こりうる大きな地震などの災害に備える目的もあります。現在の横浜駅は、ほとんどが地下の通路しかないので、水の被害に対して弱いため、地上にも通路を作るなどして対処していきます」とのこと。なるほどです。今のうちに物産展に通いつめましょう。

「まだまだ横浜駅は変わっていきます。まちづくりに終わりは無いですから」とおっしゃる吉田さん。新たな横浜駅さまざまな個性をお持ちの人々に使いやすく、親しみやすい場所になると良いです。