平沼橋の「大船渡からやってきた居酒屋」はどんなお店?
ココがキニナル!
平沼高校の近くに、「大船渡からやってきました!」とスプレーで大きく書いてある、屋台風の居酒屋がオープンしましたが、突撃レポートお願いします。(たにけいさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
3月の東日本大震災で被災された方々が働く、復興支援を目的とした居酒屋だった!
ライター:上村 翔
復興支援の居酒屋?
「大船渡」といえば、3月11日の東日本大震災で、津波の影響を大きく受けた岩手県にある地域だ。もしかしたら現地の方が、復興支援を目的としてオープンした居酒屋なのかもしれない。
ここが岩手県大船渡市
考えてみればあの震災以降、私たちは何かできたのだろうか?
「復興支援」と言いながら、実際にはわずかな募金ぐらいしかできていない。
もっと他に、できることがあるのではないだろうか。
もし、本当にお店の方が岩手県の大船渡市から来ているのであれば、そこに行けば我々にも何かできることがあるはず。そんな思いを寄せながら、現地へ向かった。
大船渡から横浜へ
横浜駅西口から徒歩7分ほど、ここが噂の大船渡からやってきた居酒屋だ。
外観はベニヤ板やビニールシートなどを使った屋台風の居酒屋で、壁にはスプレーで「大船渡から横浜へ」と大胆に書かれている。
ベニヤ板にスプレーで店名が書かれている
店名は「がんばっぺし」というらしいが、岩手の方言なのだろうか?
また、店の脇には港町の海岸で見かけるようなガラスの浮玉のようなものもあった。
大船渡は漁業の町なので何か関係が?
一体、お店の中はどうなっているのだろう?早速、店内へ突撃した。
海の家のような店内
取材当日、この日はあいにくの天候だったが、店内はお客さんでいっぱいですごく賑やかだ。
ウエイトレスは2人、奥の調理場には2~3人の男性の姿が見える。
お店の雰囲気はというと、テーブルや椅子の土台はすべてビールケースとなり、数は40席ほど。
浜辺にある、少し大きな「海の家」という印象だった。
雨の日なのにお客さんでいっぱい
「おしながき」をみてみると、さすが漁業の街大船渡なだけに魚介類のメニューはが豊富。
店員さんにオススメを聞いたところ、「サバの刺身が美味しいですよ」とのこと。
魚介類のメニューが豊富
また、ここで提供されている料理の多くは岩手県の大船渡産のものだという。
せっかくなので「サバの刺身」が入っている「三陸三点盛り」を注文してみた。
「サバ」「マダイ」「ワカシ」の三点盛り
実食してみたが、すごく新鮮で脂が乗っていて美味しい。
身が分厚く切り分けられているので、食べごたえも抜群。特にマダイは絶品!
美味しい刺身も楽しんだところで、相席で隣になったお客さんに話を伺ったところ、被災地である岩手県出身で、震災のボランティアを手伝っている方だという。
そこでこの店に来た理由や震災の話などいろいろ伺った。