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今年復活した「本牧ジャズ祭」の様子はどうだった?

ココがキニナル!

去年は中止だった「本牧ジャズ祭」が今年復活したと聞きましたが、どんな様子でしたか?

はまれぽ調査結果!

出演者の客席乱入や「ビーサン飛ばし選手権」などがあり、自由な雰囲気が更にパワーアップした、横浜らしいイベントでした。

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ライター:河野 哲弥

横浜で最も長い歴史を持つジャズ音楽のイベント「本牧ジャズ祭」。

1981年に誕生して以来、横浜ならではの情報発信を目的として毎年開催されていたものの、昨年、不況などの影響により一旦中止を余儀なくされてしまった。その歴史あるイベントが今年再び復活する。多くのファンが待ち焦がれたというその模様を、開催直後から追いかけてみた。
 


今年でちょうど30回目となる、イベントステージの様子




野球場を借り切って行われる、「自由」なスタイルの会場
 


12時の開場時には、既に長蛇の列
 

それぞれ好きな場所に陣を張る


8月最後の日曜となった28日、イベントの復刻を祝うかのような夏空の下、「第30回yokohama本牧ジャズ祭」が開催された。会場は今までと同様、本牧市民公園内のグラウンドを使用。飲食の持ち込みはもちろん、テントの設営やバーベキューなども行うことができる。この何でもアリの自由さが面白い。料金は前売り券で4,000円、当日券は5,000円となっている。
 


「火気使用ゾーン」は決められている
 

医療関係の仕事をされているというグループ


昼12時からの開催ということもあって、中にはイベントがはじまる前からバーベキューを楽しむ姿も散見された。このグループの方によれば、
「あまりちゃんとしていない(規則などで縛られていない) ところが最大の魅力」
と話す。確かにジャズとは無縁の雰囲気が次第に会場を満たしていく。
それにしても、この自由な感覚はどこから来るものなのだろう。その辺の事情を探りに、イベント誕生からの経緯などを主催者に伺ってみた。




市民が主体となって運営する、「自由」な試みがユニーク


 


広報を担当する、実行委員の華山さんに話を伺った


華山さんによれば、このイベントのきっかけは、かつての実行委員長であった石橋みのる氏の、
「横浜といえば本牧だろう…、本牧といえばジャズだろう…」
という一言にあったらしい。このセリフを軸に初回打ち合わせを行ったところ、メンバーの中に偶然横浜市中区の関係者がいたことにより、話は俄然現実味を帯びてきたそうだ。
その後、市の補助金を得たり、開催場所として本牧市民公園を使用することができたり、次第に企画に肉付けをすることが可能になったとのこと。

また、普段は別の仕事を持っている約70名のボランティアが中心となって運営しているところも、同イベントの最大の特徴といえる。コンサートというよりも、横浜の各地で行なわれているお祭りのような感覚で気軽に音楽を楽しんで欲しいと、華山さんは話す。

そんな手作り感覚のイベントを今まで続けてきたのだが、昨年は残念なことに運営資金が不足し、中止という事態になってしまった。これには、参加者をはじめ出演者の中からも残念がる声が寄せられたが、思い切って1年間の「充電期間」としたそうだ。

復刻した今年は、舞台装置などの一部を充実させることで、よりグレードアップしたお祭りが楽しめるようになっているとのこと。来場者数は1,500人を見込む。
 


今回の実行委員長を務める、女優の渡辺梓さん


石橋みのる氏の引退後は、「本牧ジャズ祭」の実行委員長は、毎回横浜にゆかりのある人に依頼しているそうだ。今回は、横浜に在住する女優の渡辺梓さんが選ばれた。冒頭の挨拶で渡辺さんは、音楽を通じて元気を発信していきたいと話していた。

さて、オープニングセレモニーが終わると、いよいよ「第30回yokohama本牧ジャズ祭」の本番。
その幕が切って落とされた。