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本牧にオープンした「ふくろうカフェ」ってどんなところ?

ココがキニナル!

本牧にふくろうカフェがオープンしたけど、カフェというからにはお茶ができるの? 猫カフェみたいに一緒に遊べるの?? 珍しくてキニナルので調査をお願いします。(たむたむたむさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

ふくろうカフェ福来楼本牧店はワンドリンク制。お茶をしながら店内の「猛禽スタッフ」と触れ合うことができる。ほかに、生体と餌の購入も可能。

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ライター:福原 麻実

集合住宅住まいで乳幼児もいることもあり、動物を飼っていない筆者だが、動物好きなほうである。犬猫やウサギなどの哺乳類はもちろん、小学生のころに父の思いつきで飼うことになったグリーンイグアナがきっかけで、は虫類も好きだ。動物園にはそれほど行かない。触れられないからである。
 


グリーンイグアナ(写真は素材サイトより)

 
そんな筆者が今回調査することになったのは「ふくろうカフェ 福来楼(ふくろう)」。猫カフェは猫と、犬カフェは犬と、うさぎカフェはウサギと、虫類カフェはは虫類と触れ合えるカフェだ。
ということは、フクロウと、触れ合えちゃうのだろうか?
早速調査するべく、本牧へ!

「ふくろうカフェ 福来楼」というこちらのお店は、横浜市中区で初めてのふくろうカフェとして、2015(平成27)年6月21日にオープンした。
 


実は筆者にとってははじめての本牧
 

「ふくろうカフェ 福来楼」は横浜市営バス「小港」から徒歩1分
 

ここが「ふくろうカフェ 福来楼」

 
お邪魔したのは9月下旬の午後1時30分ごろ。営業時間は午後1時30分~午後8時30分なので、開店直後であった。
 


中はこんな感じ。猛禽(もうきん)類が並んでいる様子は壮観だ
 

テーブルは2つ。簡易的という印象を受けた

 
今回お話を聞かせてくださったのは、店長の千野力(ちの・ちから)さん。
幼いころから猛禽類への憧れがあったのだという。しかし、高価なため、なかなか飼うことができずにいたのだそう。
 


自然体で気さくな千野さん

 
それからも猛禽類に憧れ、ご自身でも飼うようになった千野さん。ふくろうカフェを作ったきっかけは、参加していたFacebookの猛禽類コミュニティだったという。飼育・調教の経験を持つスタッフの山中さんともこのコミュニティのつながりで出会った。
 


山中さん。おっとりした可愛い女性だ

 
―フクロウのいるカフェというのは、まだかなり珍しいと思うのですが、どういう方がお客さんとして来られるのでしょう?
「女性が多いです。多くが店の前を通って当店のことを知った地元の方ですね。あと、三溪園が近いことから、外国人のお客様の比率も高いです」
 


前を通ったらキニナルお店なのだろう

 
―なぜ、出店する場所に「本牧」を選ばれたのでしょうか。
「私自身、南区に住んでいるのですが、昔から本牧にも遊びに来ていたので、よく知っていました。本牧は動物を飼っておられる方が多くて、猛禽類にも理解がありますし、広い公園や緑もあるので、(猛禽類を)飼育する環境としても良いんです。また、動物を飼っていらっしゃる方は車移動も多いので、駅前よりも車を乗る方に便利なこのエリアにしました」
 


隣は動物病院。確かに恵まれた環境だ

 
こちらで行われているサービスについても詳しく伺った。
料金は中学生以上1時間1080円、園児・小学生は540円。身障者手帳の提示で540円。いずれもワンドリンク付きだ。こちらでは猛禽類を購入(生体購入)することも可能で、購入者は利用料金が無料になるという。
 


こちらがメニュー。店内はフラッシュを焚かなければ撮影も可

 
フクロウをはじめとする猛禽類と過ごせるだけでなく、生体や餌の販売も行っている。
猫カフェのフクロウ版だと思いきや、どちらかといえば「飲み物もある、フクロウに触れるペットショップ」という感じらしい。
 


衛生面を考慮してフタのついているペットボトルなどの飲料が出される

 
「猛禽類の販売って、売りっぱなしだったり、どこか上から目線だったりしがちですが、そういうことがない、誰でもウエルカムな店にしたい」という千野さんの言葉が具現化したのが、こちらのお店なのだ。

店内ではスリッパを履くのだが、これは外の汚れを持ち込まないためだけではなく「自宅にいるような感じでくつろいでほしいから」だという。そういう思いから、時間入替制を採用してはいるものの、厳密に時間を制限して追い立てたりせず、お客さんの自主性に任せている。