本牧にオープンした「ふくろうカフェ」ってどんなところ?
ココがキニナル!
本牧にふくろうカフェがオープンしたけど、カフェというからにはお茶ができるの? 猫カフェみたいに一緒に遊べるの?? 珍しくてキニナルので調査をお願いします。(たむたむたむさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ふくろうカフェ福来楼本牧店はワンドリンク制。お茶をしながら店内の「猛禽スタッフ」と触れ合うことができる。ほかに、生体と餌の購入も可能。
ライター:福原 麻実
実際にふれあってみた
筆者が一番気にしていたのは、「触れられるのか?」ということだが・・・
触れました
こちらはハリスホーク(タカ)のアンタレス君。「威嚇されたらどうしよう」と思っていたが、おとなしく触らせてくれた。人懐こくて可愛い。
時々つつかれる(痛くない)
お客さんのお話も是非聞きたいなと思っていたら、偶然にもこの日、生体購入をされた方がいらっしゃった。
ベンガルワシミミズクを予約して購入されたというこちらの方は、南区のラテラスタイルというエステサロンの方。
購入されたのはこの「がんも」君。お値段は40万円くらいだそう
実は数年前から猛禽類を飼いたくて勉強していたという。どういう環境で飼われるのだろう? と思っていたら、サロン内で看板ミミズクとして飼われる予定なのだそうだ。犬でも猫でもなく、ミミズク。かなりのインパクトだろうな・・・と考えていたら「マイクロブタもいるんですよ」とのこと。
ミニブタではなく、マイクロブタ? ふくろうカフェ取材とは逸れるが、連れてきておられるとのことだったので、マイクロブタをお願いして見せていただいた。
マイクロブタの「つくね」ちゃん。ちっちゃくて可愛い
がんも君とつくねちゃんが迎えてくれるサロンで受けるエステ。とても癒されそうだ。
「猛禽スタッフ」と呼ばれるふくろうたち
こちらで接客(?)をしている猛禽類は「猛禽スタッフ」と呼ばれている。在籍しているのは7種類9羽。
外からも見えるこの子は、アフリカオオコノハズクのサファリくん
ペットショップと同様、ここにいる猛禽類には仕入れルートがある。仕入れる種類は購入を希望するお客さんの要望に応えて、同種、もしくは要望に近い種類を選んでくれる。
同行していた編集部・宇都宮が絶賛していたアプロマドファルコン(ハヤブサ)のゴメス君
「猛禽スタッフ」と呼ばれているお店の猛禽類の中には、触られたり撮影される以外にも仕事を持つ子もいる。
お店の中央にいるベンガルワシミミズクのベンジー君、ユーラシアワシミミズクのマーズちゃんは千野さん個人が飼っておられるので、購入されて入れ替わることのない「看板ミミズク」だ。
千野店長の膝に乗るベンジー君
ギネス記録更新ペースで育っているというマーズちゃん。取材時は3.3kgぐらい。大きい!
「プチ鷹匠体験」を実際にやってみる
「ふくろうカフェ 福来楼」では、なんと「プチ鷹匠(たかじょう)体験」というサービスも行われている。「プチ鷹匠体験」とは、ハリスホークのレックスくんがお客さんの腕に飛んできてくれるのだ。
こちらがレックス君。TVに出演したこともあるタレントバードだ
これはやってみたい! と思った筆者、お願いして挑戦させていただくことに。
グローブを装着し、エサのお肉(ウズラ)を持って待つが
残念ながら、飛んできてもらえず・・・
カメラを下げた三十路女が怪しく見えたのだろうか・・・
ちなみに成功するとこの動画のようになるとのこと。
「ふくろうカフェ 福来楼」と横浜
横浜市は動物に関する規制が厳しいため、こういった業態のお店を開くのは難しいのだそうだ。
こちらが動物取扱業登録証
この大きな許可証は、首から下げていないといけないらしい・・・
それにもかかわらずこの土地で開業しているのは、横浜出身の千野さんが地元で猛禽類の魅力を伝える仕事をしたいからという思いがあったからだという。
地元の陶芸家さんが作ったふくろう
この切り株も地元のお寺の木を、地元の木工所で加工したもの
お店の常連の中には、地元の宝石店の方もいらっしゃるのだとか。千野さんはその方に、大きくて既成品では合わないマーズちゃんの脚に合うアンクレットの作成をお願いしているそうだ。今後は、その方と「猛禽類と飼い主のペアアイテム」も作っていきたいという。
オープンして間もない「ふくろうカフェ 福来楼」だが、既に地元ではこちらのお店を中心とした交流が生まれつつある。
取材を終えて
およそ2時間という取材時間、千野店長も山中さんも接客をしながら、ごく自然にお話をしてくださった。
地元の人が愛着のある土地に開業し、地元の人と協力しながら仕事を続ける、ゆったりとした雰囲気のお店。
地元紙「本牧だより」でも紹介された
そういうお店は「地元の人のためのお店」になってしまうのではないかと思っていた。しかし「ふくろうカフェ 福来楼」はそうではなく、遠く離れた人ともコミュニティで繋がり「誰でもウエルカム」という千野さんの言葉通り、異国の人をも受け入れる。その姿勢がなんとなく、横浜の人らしい、と感じた。
ペットショップに近いお店ではあるが、決して生体を購入して猛禽類を飼うのが前提なわけではない。「飼えない人にも家で猛禽類を飼っているように過ごしてほしい」とのことなので、もし近くを通りかかったら、是非立ち寄っていただきたい。
「あそびにきてね」(お店ウェブサイトより)
―終わりー
取材協力
ふくろうカフェ 福来楼
住所/横浜市中区本牧宮原7-1 ベルストーン1階
電話/045-232-9392
営業期間/13:30~20:30
URL http://yokohama-honmoku.fukurou-cafe.com/
kodama_koさん
2016年07月12日 17時03分
ああああ、がんも君だw そこでカラス退治と深掘りすれば更に面白かった。
カニさん
2015年10月04日 01時22分
「鷹匠」は(たかしょう)ではなく(たかじょう)です.
えみりさぱぱさん
2015年10月03日 23時57分
行ってみたい。フクロウってかわいいじゃないですか