横浜市中区小港町でネコが大量に不審死しているって本当?
ココがキニナル!
横浜市中区小港町周辺でネコが大量に不審な死を遂げているという噂の真相がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
2015(平成27)年9月上旬から10月中旬までの約1ヶ月で8匹のネコが不審死。診察した獣医師によると、急性の毒物の可能性も! 住民は不安の声
ライター:はまれぽ編集部
1ヶ月半で8匹
横浜市中区小港町周辺で、2015(平成27)年9月から野良ネコが謎の死を遂げる事件が相次いでいる。しかも、ネコたちはエサを食べた直後に倒れて死亡したという目撃情報もある。
この情報の真相を確かめるため、現地に向かった。
イトーヨーカドー本牧店などもほど近い中区小港町
聞き込みをはじめてすぐ、「その話を知っている」という人に出会った。しかし、その人だけではなく、周辺で話を伺った人が全員“事件”のことを知っていた。
中には「9月の半ばごろから10月の中旬にかけて8匹亡くなった。警察も周囲を見回っている」という具体的な話も聞くことができた。
地域内には山手警察署がある
話を聞くうちに、「弱っているネコを見たことがある」という人が複数人いて、その場所は概ね「本牧通り」にある幼稚園の裏手から「小港町2丁目」交差点の間の裏路地に絞られてきた。
おおよそ、赤線の辺り
実際の現場周辺
再度ポイントを絞って聞き込みを行ったところ、第一発見者だという男性に話を聞くことができた。
男性によると、2015(平成27)年9月末ごろ、トレーのようなものに入って路上に置かれていたエサを食べたネコの様子がおかしいので捕まえて保護したのだという。
男性がネコを保護した路地の周辺
男性は動物保護などの活動に詳しい知人に相談して、ネコを横浜市内の動物病院に運んで治療したが、翌日に死亡した。
その後、男性は10月の3連休の間に1匹、同月15日にも1匹、同じ路地で口から泡や血を流して死んでいるネコを見つけたという。
現場近くにはボランティアの警告文が張られていた
男性が相談した知人によると、9月初旬から10日までに5匹のネコが同様に死亡しているほか、9月下旬にも1匹死亡している。このため、これまでに男性が見た2匹を合わせ、計8匹の死亡が確認されている。
死亡したネコの時期と数
周辺に住む家族も「今までこんなことはなかったのに、本当にここ1ヶ月ぐらいの話。怖いというより、気持ちが悪い」と不安げな表情だった。