腎臓に障害

面影はないが、多くのネコが飼われていたそうだ
　

男性によると、ネコを飼っていたという女性がどこに転居したかは分からないが、ネコはそのまま置いていったため、時折エサを求めてこの辺りをうろついているのだという。

また、路地から少し離れた場所にある公園の近くでは「半年ぐらい前に50代ぐらいの女性が、たくさんのネコにエサを上げているのを見た」という情報もあり、話をしてくれた家族は「ネコが集まって車やバイクに傷をつけられると嫌だと思って、カバーをしていたのが、そのころ」と記憶をたどってくれた。
　

ネコにエサをあげている女性が目撃された公園
　

取材を進めると、運ばれてきたネコを診察したという、横浜市内の動物病院にたどり着いた。実際に診察した獣医師は「死亡したネコは腎臓に異常が見られた」と証言してくれた。

獣医師によると、腎臓に異常が見られるのは加齢などによる慢性的なものと、何かしらの中毒によって引き起こされる急性的なものがあるという。
　

加齢も考えられるが・・・（写真はイメージ）
　

その上で「あくまで一般的な話だが」と断りを入れた上で「死亡したネコは直前まで元気そのものだったと聞いている。だとしたら、薬物・毒物の類ではないか」との見方を示した。

さらに獣医師は「動物は鼻が利く。エサの中に大量の異物が入っていると、口を付けない。味やにおいを害さない程度の少量でも効果がある即効性がある異物を混入した可能性が高い」と話してくれた。
　

即効性があって死に至らしめる異物？（写真はイメージ）
　

周辺でイヌの散歩をしていた女性に話を聞くと「ネコが嫌いな人にとって、野良ネコってうるさくていやだと思うかもしれないが、それでも命をそんなに簡単に扱うなんて考えられない・・・」と言葉を詰まらせた。
　

「ペットを飼う身として心が痛い」とも
　

取材を終えて

早期の解決を！
　

―終わり―