相鉄線二俣川駅南口再開発の計画変更の詳細と今後は?
ココがキニナル!
二俣川駅南口の再開発計画が、資材費の高騰により規模が縮小されるの?計画の変更内容や今後のスケジュールが気になる。(yoshihiroさん/そうてつボーイさん/Picanhaさん他)
はまれぽ調査結果!
再開発では、駅前広場を整備し、高層住宅や商業施設や公益施設を含めた複合的な建築物を作る予定。資材費などの経費を抑えるため計画を縮小した。
ライター:小方 サダオ
二俣川駅南口で開始された再開発事業
神奈川県運転免許試験場や神奈川県立がんセンターがあることで知られる、旭区二俣川。
再開発が行われる二俣川駅南口(青矢印)(Googlemapより )
今回、相鉄線二俣川駅南口で行われる再開発事業とは、どのようなものになるのかキニナル。
二俣川駅南口地区市街地再開発組合 (相鉄アーバンクリエイツや地権者で構成される再開発組合)のホームページによると「交通広場を配置し、駅利用者や市民の利便性向上と駅前の賑わい創出を図る。西側には生活空間である都市型超高層住宅を配置。東側では商業施設と業務・公益施設・駐車場等との複合的展開を図り、 総事業費は約405億円」とある。
開発工事中の二俣川駅南口駅前
これまでの経緯と今後の予定に関しては、下記のように示されている。
2018年4月にオープン・入居開始する予定のようだ
また投稿にあるように、事業計画の変更があった。
2013(平成25)年1月に発表された計画では、高層住宅と商業施設の主な設計概要は「建築面積約1万3390平方メートル、建築延面積約11万440平方メートル、容積率約470%、地下1階、地上29階、高さ約99メートル」であった。
2013(平成25)年時のイメージパース(二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業HPより )
2013(平成25)年時の施工地区の屋根伏図(二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業HPより)
2013(平成25)年時の断面図(二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業HPより)
2015(平成27)年5月の事業計画変更後は「建築面積約1万3780平方メートル、建築延面積約9万8360平方メートル、容積率約410%、地上29階、高さ約99.5メートル」となっている。
2015(平成27)年時のイメージパース(二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業HPより)
2015(平成27)年時の屋根伏図(二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業HPより)
2015(平成27)年時の断面図(二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業HPより)
さらに再開発事業に加え、計画道路「鴨居上飯田線」の整備も同時に行われている。
横浜市道路局のホームページによると、「鴨居上飯田線は、都筑区池辺町を起点とし、泉区上飯田町を終点とする延長約1万3120メートルの都市計画道路である。このうち本宿・二俣川地区は、旭区本宿町から二俣川駅前を経て、さちが丘に至る地区で、1988(昭和63)年から事業を進め、2015(平成27)年3月度に完成予定」とある。
鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区、さちが丘地区)の図※クリックして拡大(横浜市HPより)
再開発エリアの前には、鴨居上飯田線の地下トンネルや接続道路などが作られる予定だ。
再開発エリア前の地下トンネルや接続道路の計画図※クリックして拡大(横浜市HPより)
計画としては、このようになっているようだ。現状を確かめるために、現地へ向かった。
二俣川駅南口の地元住民に話を伺う
訪れたのは、再開発事業が行われている、二俣川駅南口 。
工事中の二俣川駅南口へと続く、駅前道路
南口の駅前の通り沿いには商店はあるが、住宅地も多く、運転免許センター などがある厚木街道沿いの北口に比べると、南口の方が静かな印象だ。
南口の駅前では工事が行われているため、閉鎖されている場所が多く、駅構内には仮設通路を使って行き来するようになっている。
仮設通路やバスの乗降車場について示された図
駅へと向かう仮設通路
二俣川駅構内
またバスの乗降場が一時的に変更され、降車場は駅前だが、乗車場は少し離れた西友の前になっている。
バスの降車場
西友前のバス乗車場
バスの乗車場に並ぶ乗客
さらに駅前の南西側から、計画道路のためのトンネル工事が行われている。
駅前の南西側で行われている道路工事
駅前は車や歩行者などで混雑する時もある
歩行者の交通整理をする警備員
駅前の片側1車線の道路は、工事車両、バスやタクシーや乗用車が入り乱れ、その中を駅やバスの利用者が通るという状況も見られ、横断歩道では何名もの警備員が整理に当たっている。