期待のルーキーが集合! 横浜DeNAベイスターズの2015年の新入団選手発表をレポート!
ココがキニナル!
横浜DeNAベイスターズに、2015年ドラフト指名された期待の新入団選手たちの会見が行われた。その新入団会見の様子をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:田中 大輔
残念ながら、2012(平成24)年シーズン以来の最下位となってしまった横浜DeNAベイスターズだが、ドラフト1位ルーキーの山﨑康晃(やまさき・やすあき)投手が37セーブを挙げ新人王を獲得した。チームとしては、2000(平成12)年の金城龍彦(きんじょう・たつひこ)さん以来の快挙。投手では1977(昭和52)年の斉藤明雄(さいとう・あきお)さん以来の出来事だった。
その山﨑投手が「ファンの期待に応えられる選手になりたい」と話した新入団選手記者会見から1年。2015(平成27)年も、まっさらな青いストライプに身を包んだ10人の若きベイスターたちがチームの一員となった。
望んでいたすべての選手を
2015(平成27)年11月20日(金)、 市内のホテルで行われた新入団選手記者発表会には、池田純(いけだ・じゅん)球団社長のほか、来季から指揮を執ることとなったアレックス・ラミレス監督も駆け付けた。
冒頭のあいさつに立った池田社長は、「DeNAベイスターズは若いチーム。来年、この中からレギュラーや1軍で活躍する選手が何人出てくるかが勝敗に直結する」と話し、「悠長なことは言ってられません。今日からプロとしての自覚を持って、来年、勝ち得るべきポジションを勝ち得るよう、準備してもらいたい」と発破をかけた。
「プロ選手としての生活が今日から始まる」と池田社長
続いてマイクを握ったラミレス新監督は、「こんにちは。DeNAベイスターズのラミちゃん監督です」と日本語であいさつ。
続いて通訳を介して、「望んでいたすべての選手を獲得できた」とドラフト会議を振り返り、「今日から1日1日努力して、ポジションを勝ち取ってもらいたい。来年、優勝するための力になる選手がこの中から出てくることを望んでいます」と、大きな期待を示していた。
新チームの顔に期待をかけるラミちゃん監督
チームの弱点でもある投手、捕手、二遊間のセンターラインを守る野手が上位指名での入団となった今年のルーキーたち。
もちろん、例年の通り、はまれぽでは全10選手のコメントを紹介していこう!
ドラ1、ドラ2の左腕と右腕
ドラフト1位と2位はピッチャー。
いずれも大学野球で鳴らした即戦力の期待がかかる投手だ。
まずは、ドラフト1位、駒澤大学から入団の今永昇太(いまなが・しょうた)投手。
大学4年時はケガに苦しみリーグ戦での白星はなかったものの、それまでの評価はトップクラス。
低めへの制球や、試合の中での修正能力なども買われ、試合を作れる先発ピッチャーとしてローテーション入りが期待されている。
投手・左投左打・背番号21。駒澤大学から入団
色紙には「忍耐」の二文字をしたため、「結果が出ていないときの自分こそ本当の自分。そういう時を忍び耐えて、次に花を咲かせられるように頑張りたい」と、ケガに苦しめられた選手だからこその言葉を紡いだ。
砂田投手、石田投手と台頭する左腕先発陣に加わる今永
来季の目標を問われると、「まずは1勝」と控えめ。でも、「そこからが本当のスタート。1勝1勝を積み重ねていけば、思い描いた数字になる」と続け、最初の一歩の大切さを感じている様子だった。
一方、ドラフト2位の熊原健人(くまばら・けんと)投手は、力のあるストレートで打者をねじ伏せる投球が持ち味。
「どんなバッターが相手でも、内角を攻められる」と自分の長所を語り、1年目から勝ち星を重ねて「山﨑康晃さんのように、新人王を獲れるように」と高い目標を掲げた。
投手・右投左打・背番号1。仙台大学から入団
かつてのミスター・ベイスターズ、金城選手がつけていた背番号1を受け継ぐことにも注目が集まる。
次なるミスター・ベイスターズになれるか
「重みのある、とても大切な番号」と印象を話し、「納得していない人の意見も覆せるような活躍をしたい」と気合を込めた。