期待のルーキーが集合! 横浜DeNAベイスターズの2015年の新入団選手発表をレポート!
ココがキニナル!
横浜DeNAベイスターズに、2015年ドラフト指名された期待の新入団選手たちの会見が行われた。その新入団会見の様子をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:田中 大輔
今年もやります! 全員紹介!
3位指名は野手。大学日本代表の遊撃手も務めた、柴田竜拓(しばた・たつひろ)選手だ。
内野手・右投左打・背番号31。國學院大学から入団
守備の評価が高く、白崎選手、倉本選手らとのショート争いに加わることになりそう。「野球を仕事にできるのは幸せ」と話す本人も、「出場機会を増やすには、やはり守備。とにかく守備でアピールして、1軍に定着したい」と自覚し、チームの課題であるセンターライン強化に名乗りを上げた。
4位で入団の戸柱恭孝(とばしら・やすたか)選手も、センターラインを担う捕手。大卒社会人からの入団とあって、即戦力の期待が高い。
捕手・右投左打・背番号10。NTT西日本から入団
色紙には「闘志」と書き込み、「選手として一番大切な闘争心」を前面に出したいとコメント。「即戦力としての期待に応えられるように、キャンプからしっかりやりたい」と話し、そのためには「守備で信頼を勝ち取って、試合に出られるように」と正捕手争いに意欲満々だ。
大学、社会人選手への指名が続いたが、5位指名は高校生投手だ。
187cmの長身が特徴の綾部翔(あやべ・かける)投手は、将来の先発候補。
投手・右投右打・背番号45。霞ヶ浦高校から入団
「2軍で経験を積んで、チャンスがあれば1軍に」と、ちょっと控えめなのかと思いきや、「プロに入れば先輩後輩は関係ない。高卒だからと言って遠慮することなくガツガツとやっていきたい」と強気な一面ものぞかせてくれた。
続いても高卒ルーキーの登場。青柳昴樹(あおやぎ・こうき)選手は、バッティングが魅力の外野手だ。
外野手・右投右打・背番号57。大阪桐蔭高校から入団
多くのプロを輩出する強豪・大阪桐蔭高校で2年生のときから中軸を任された勝負強さが持ち味。ただし、ゴリゴリのパワーヒッタータイプではなく、走力も評価され、守備面にも期待がかかる。いずれは外野の一角を狙い、「早くチームの戦力になりたい」と意気揚々だ。
本指名ラストは、社会人から入団の投手、野川拓斗(のがわ・たくと)投手。
大学時代にはリーグの奪三振王に輝いた本格派の左腕は、「投球のテンポの良さとスライダーに自信がある」とコメント。
投手・左投左打・背番号58。鷺宮(さぎのみや)製作所から入団
チームからは堂々とした強気なピッチングスタイルが買われているが、「信頼を勝ち取って、ここぞという場面で投げられるような投手になりたい」と、本人も準備万端のようだ。
目指せ支配下! 育成選手たち
また、育成ドラフトでは3人の選手が指名され、まずは三ケタの背番号でのスタートなる。
育成1位の網谷圭将(あみや・けいしょう)選手は、「球界を代表する打てる捕手を目指す」と話す。
捕手・右投右打・背番号100。千葉英和高校から入団
捕手になったのは高校入学後で、まだまだ伸び白の大きな選手として期待されている網谷は、高校通算35本塁打の長打力と肩の強さを売りに、まずは支配下登録を目標に掲げた。
育成2位は、注目度の高かった山本武白志(やまもと・むさし)選手。
かつて巨人、ロッテでプレーし、千葉ロッテの監督も務めた山本功児(やまもと・こうじ)さんを父に持つスラッガー候補だ。
内野手・右投右打・背番号101。九州国際大付属高校から入団
「バッティングがセールスポイント。一生懸命がんばって、少しでもいいところを出せるように」と、未来の和製大砲も支配下登録を目指す。
唯一、大卒での育成指名となった田村丈(たむら・じょう)投手は、大学時代リーグ戦0勝2敗と目立った実績のない中での入団。
投手・右投右打・背番号103。関西学院大学から入団
それでも指名されたのは高い身体能力と今後の成長への期待が評価されたから。「打者を詰まらせる重いストレートが武器」と話す田村は、「1年以内に支配下登録されること」を目標に、プロ入りを果たした。
取材を終えて
ピッチャーを中心に、キャッチャー、内野手、スラッガー候補など、10人の若者が新たに加わったDeNAベイスターズ。
ラミちゃん監督は、「すでに1軍レベルで優勝に貢献できる選手が何人かいる」と話す。監督自身が何度も使う「to win the championship(優勝するために)」という言葉を現実のものとするために、彼らの力が必要なのは間違いない。
目指せ、二年連続新人王!
今年、チームを、そしてファンを熱くしたルーキー、山﨑康晃。彼のような選手が来年も登場すれば、DeNAベイスターズはもっともっと盛り上がっていけるはず。ルーキーたちよ、ヤスアキに続け!
ー終わりー