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本日開業、南武支線新駅「小田栄」駅の様子は?

ココがキニナル!

JR南武支線の浜川崎~川崎新町間の川崎区小田栄に新駅ができるそうですが、小田栄とはどんなところ?(LQさん、yakisabazushiさん、みなと広告さん)

はまれぽ調査結果!

鉄道とともに街を発展させる「戦略的新駅」の第1号として2016年3月26日に開業。総事業費約5億5000万円。利用者は「生活サイクルに合えば」との声

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ライター:はまれぽ編集部

JR初の試み



北海道新幹線が開通した2016(平成28)年3月26日(土)、川崎市川崎区小田栄(おださかえ)にJR南武支線の新駅「小田栄」駅が開業した。既存の路線に新駅が開業するのは、JR横浜支社が発足した1996(平成8)年以降、初めて。
 


3月26日に開業した小田栄駅
 

赤い丸が小田栄駅。緑の丸が川崎駅周辺
 

小田栄駅は「鉄道とまちをともに発展させる『戦略的新駅』」と位置付けられ、川崎市と東日本旅客鉄道株式会社(=JR東日本)が持続的な市と鉄道の発展を目的に連携・協力していく。

ホームの総延長は上下線合わせて約50メートルで、無人駅。1日当たりの利用者は3500人を見込んでいる。総工費の約5億5000万円は川崎市とJRで分担した。
 


利用方法を告知するポスターが張られている
 

開業初日は、写真撮影する鉄道ファンや時刻表を求める近隣住民らが多く詰めかけ、JRも職員12人で対応に当たった。
 


無人駅の利用方法に関する質問も多かった
 

開業にあたり、座席シートと車体側面の帯、小田栄駅と隣り合う「浜川崎」駅と「川崎新町」駅の駅名標を「音楽のまち・かわさき」と海をイメージしたデザインにリニューアルした。
 


以前の浜川崎駅(2015年2月撮影)
 

リニューアルした駅名標(2016年3月26日撮影)
 

シートも
 

車体の帯も一新!
 

小田栄駅が開業する前は、下り始発の浜川崎駅から川崎新町駅までの距離は2.1kmだったが、開業後は浜川崎~小田栄が1.4km、小田栄~川崎新町が0.7kmとなる。

また、平日朝の通勤時間帯のダイヤ改正も併せて実施。午前7時台を上下線とも従来の3便から5便に増便した。
 


改正前のダイヤ
 

改正後のダイヤ
 

さらに、新駅開業を記念し、近隣のイトーヨーカドー川崎店では3月27日(日)まで記念セールを実施。
 


 

店内に特設コーナーを設置
 

「小田栄駅ボールペン(完売)」や300個限定で製作した「小田栄駅キーホルダー(540円)」、「小田栄駅開業記念弁当(880円)」などを販売している。
 


26日時点で残りわずか!
 

弁当は個数限定で27日まで販売
 

同店の戸崎聡(とざき・さとし)店長は「思った以上の売れ行き。地元の人の小田栄に対する愛情を感じる」と話していた。