45年の歴史に幕、5月29日に閉館する新杉田ボウルのその後は?
ココがキニナル!
新杉田ボウルが5月に終了。今後どうなるの?(八景のカズさん)/矢野金太プロや山本勲プロや鈴木理沙プロはどうなるの(さいぞ~さん)/歴史の幕が閉じるまさにその瞬間も取材して(jamies900さん)
はまれぽ調査結果!
数多のプロボウラーを輩出してきた「新杉田ボウル」はたくさんの利用客に惜しまれながら5月29日に閉館、その後の用途は未定
ライター:山崎 島
シャネル、お台場、ユッケ。山崎が「そういえば偶然にも縁がなかったもの」と聞かれて、ぱっと出てくるものです。そして「実はそのラインアップに入っていた」と発覚した「ボウリング」について調べることになった春の終わり。
2016年5月29日で閉館するという、「新杉田ボウル」がどんな場所だったかレポート。
というわけで
参った新杉田。
JR新杉田駅から徒歩1分の、結構な存在感
ボウリング場って「娯楽施設」と書かれた、ぺかぺかしてる看板とか、温泉街でいい味出してるとか、そういう印象だったのだが、新杉田ボウルは外観からしっかり長男感が漂っている。
老朽化のため閉館、という話を聞いていたため、すっごく古い建物かと思えば、全然そんなことない。むしろうちのマンションの方ががっくり来ているような気がする。
しかし張り紙にはさよならの文字が
では建物内は古いのかしらと思ってドアをくぐったが、エントランスも廊下も確かに平成初期を思わせる造りではあるものの、清潔に保たれており古さは感じられなかった。一通り館内をぐるっとツアーしながら・・・
広報の秋澤優(あきさわ・まさる)さんに
新杉田ボウルの歴史を聞いた。
まずは3分で回り切る新杉田ボウル、はまれぽ館内ツアー
正面玄関を入ると右手には
ゲームコーナー、その奥にはレストラン「プリンスビラ」へ続く渡り廊下がある
ゲームの内容はスロットからワニワニパニックまで、幅広い年齢が楽しめるラインアップ。日差しの入る明るい室内で興じたワニワニはとてもさわやかだった。
レストランの隣にはマイボールや手入れ用品など購入できるプロショップKINTAがあり
再び入口付近までもどり、右手を見ると、カウンターとレンタルシューズ、左手にはぴかぴかに磨かれた広いレーン。
「朝から自分とスタッフの2人で磨きました」と秋澤さん
初めてのボウリング場は、想像以上に明るくて健康的な印象だった。取材時、平日午前中の利用客は比較的年齢層が高く、真剣で和気あいあいとボウリングを楽しんでいた。
1階にはカラオケもできる宴会場があった
続いて2階へ。
ここにもずらっとレーン
同ボウリング場には各階22レーン、計44レーンあるそうで、競技場として使われることもしばしば。秋澤さんいわく「ここは娯楽目的よりも、競技スポーツとして来館される方が多いです」とのこと。ここから輩出されたプロ選手は多いそうで、その数は秋澤さんも把握しきれないほどなのだとか。
表彰台も完備
業界ではきっと一目置かれているに違いない同ボウリング場レーンの裏側を、なんと秋澤さんがさらっと見せてくれた。
レーンの脇を通って裏側へ。横からのレーンはなかなか見られない
裏側でーす! 1レーンごと機械がついている
回収されたピンはベルトコンベアで機械の上部に運ばれる
ボールを投げたらうっかり指が抜けなくて、向こう側に行っちゃったら・・・と少し恐怖だったけど、どうやらミンチにはならないようで安心だ。大変貴重な場所を見られました。
そのほか2階には表彰式や宴会もできる大きな会場が2つもあり、会員のロッカーも設置されていた。
競技から表彰式、その後の宴会までできちゃう
多くの人に使われていたロッカー