山崎は自分が住んでいる所の歴史がすごくキニナル性質で、引っ越すたびに地域の資料をあさる単純にどんな場所か知ることって楽しいし、何気ない街並みが一味違って見えてきたりして、お得感がある。

今回は磯子区の丸山町公園が処刑場の後に作られたらしい、という噂の真相を調査してきた。ちなみに、投稿には「丸山公園」とあるが、インターネットで調べると「丸山町公園」のようだった。

まず現地へ行く

噂の丸山町公園ってどんな場所か。JR根岸駅から横浜市営バスで10分ほどの場所にその公園はあった。

　

場所はここ
　

住宅街の中を歩いていると見えてくるこちらの公園が
　

噂の丸山町公園
　

ほっ
　

うららかな秋の休日、ちらほらとお父さんが子どもと戯（たわむ）れ、中年のご婦人方が談笑している、一見何気ない公園。本当にここが・・・？　何かの碑や看板などを探して辺りを見回すも、手がかりになりそうなものは何もない。

そこで、ご婦人お三方にお話を聞くことができた。皆さんお近くにお住いの主婦だそうで、「今丸山町公園の歴史について調べてるんです」と切り出すと、すぐに「ああここはね、昔刑務所だったらしいのよ！！」とお話してくれた。

奥様方によると、ここら一帯には大きな刑務所があったが、1923（大正12）年、関東大震災の被害を受け、現在の港南区に移転したらしい、とのことだった。そして、処刑場についての噂については「知ってます。でも実際は執行していなかったみたいだけど・・・詳しいことはよく分からない」と真相は定かではなかった。

　

のどかな風景の昔の景色とは
　

次にお話を聞いたのはお子さんを連れて遊びに来ていた西川さん。西川さんは2008（平成20）年にこの近辺に引っ越してきたそうで、刑務所については「知っています」とのこと。なんでも越してきてすぐに、この土地の歴史について調べたのだとか。おお、共通の趣味！！　図書館の郷土コーナーの匂いって酸っぱくていいですよね・・・じゃなくて、刑務所！

「ただ、詳しいことはよく知りません。処刑場の話も今初めて知りました」とのことだった。刑務所があった場所に住んでいることに関しては「大昔のことだからあまりキニナらない」そうで、刑務所跡地に公園を作った理由としては「当時は建物を建てるのに抵抗があったからじゃないでしょうか」との考えだった。

　

自主的に調査するなんてライター向きだと、さり気なくはまれぽに誘ってみたが
　

やんわり断られた。ありがとうございました。

ふむふむ、処刑場より刑務所があったという話を皆さんご存じなんですね。ではことの真相を確かめるべく、横浜市中央図書館の市史資料室へ行ってきた。
　
　
処刑場はほんとにあるの？・・・キニナル続きは次のページ≫