再々始動した「チョイモビ」、今までとは何が違うの?
ココがキニナル!
チョイモビが復活しますが、乗り捨て出来ない、基本料金が掛かると、ちょっと残念な感じに。今回のサービスのウリは?使用している車両は廃棄するなら欲しい!(ta-TAさん、農業通信員2さん)
はまれぽ調査結果!
2017年3月から「ラウンドトリップ型」として約2年間運用される予定。今回は会員登録も簡単になり、無料専用駐車場などのオプションも追加!
ライター:コハル
チョイモビ、再々始動!
2017(平成29)年3月17日より、横浜市と日産自動車による官民連携のカーシェアリング実験「チョイモビ」が再々始動した。
帰ってきました!
2013(平成25)年10月~2015(平成27)年の第1弾「ワンウェイ(=乗り捨て)型」、そして2015年10月~2017(平成29)年3月17日日までの第2弾「レンタカー型」に続いて、第3弾となる今回は「ラウンドトリップ型」としてスタートした。
今回の運用は2019年3月までの予定だが、 レポートの前に、まずはこれまでのチョイモビの歴史を振り返ってみよう。
約1万3000人の会員を獲得した第1弾
2013年10月から横浜市と日産自動車が開始した「チョイモビ」は、横浜市内のみで走行可能な2人乗りの超小型電気自動車(EV)を用いたカーシェアリングシステム。
会員登録をすると「ステーション」と呼ばれる乗降スペースに置いてある車両に自由に乗ることができて、使用後は各ステーションに乗り捨てることができるというワンウェイ(=乗り捨て)型システムだった。
これが超小型電気自動車(EV)
最多時には70台、2014(平成26)年10月からの「第2期」は50台で運用。使用実績は2年間で6万件弱、会員数は約1万3000人、総走行距離は延べ約22万km。
横浜市民を中心に大好評だった同企画だが、2015(平成27)年9月30日で終了。ちなみにこのときの料金体系は、1分当たり最大30円(プランによって異なる)だった。
料金体系の見直しが行われた第2弾
そして2015年10月からの第2弾では、店舗などで貸し出しを行う「レンタカー型」として運用を開始。ワンウェイ型では得られなかった、チョイモビの新たな可能性を探る実験となった。
料金体系は「長時間利用を促す」という目的のもと見直され、1時間1080円、1日最大8640円の上限が設置された。
料金体系も見直し
貸し出しは横浜市内にある日産レンタカー3店舗(横浜みなとみらい店、関内駅前店、新杉田駅前店)と日産グローバル本社の計4箇所で、借りた場所と返却する場所は同じでなくても構わないという仕組みになっていた。運用台数は10台で、この実験は2016年3月15日まで実施された。
そして迎えた第3弾。今回掲げる「ラウンドトリップ型」とはいったいどんなシステムなのか? そして、再びチョイモビを始めるその意図とは? 横浜市温暖化対策統括本部調整課企画担当課長の宮本薫(みやもと・かおる)さんにお話をお聞きした。
よろしくお願いします。