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9月でサービスを終了したチョイモビの新たな取り組みとは?

ココがキニナル!

2015(平成27)年9月でサービスを終了したチョイモビが、レンタカー型のサービスを開始。狙いと今後の取り組みがキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

観光・レジャー利用に特化した新たな実証実験としてレンタカー型で運用を開始。実験は2016年3月まで。横浜市も日産自動車も継続に前向き

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ライター:はまれぽ編集部

チョイモビの新たなステージ



2013(平成25)年10月から横浜市と日産自動車が開始した、横浜市内のみで走行可能な超小型電気自動車(EV)のワンウェイ(=乗り捨て)型カーシェアリング実験「チョイモビ」が2015(平成27)年9月30日で終了した。

「チョイモビ」は最多時には70台、2014(平成26)年10月からの「第2期」は50台で運用。使用実績は2年間で6万件弱。会員数は約1万3000人で、総走行距離は延べ約22万kmに上った。
 


最近市内で見ないと思ったら・・・
 

両者は2年間の実験で蓄積したデータを分析。週末や祭日の利用率が最大で平日の2倍近くになったことから、観光・レジャー利用に着目。

「チョイモビ」は「ステーション」と呼ばれる乗降スペースにある車両を登録者が自由に乗れる仕組みだったが、新たな実証実験として、店舗などで貸し出しを行う「レンタカー型」として、2015(平成27)年10月26日から運用を開始。実験は2016年3月15日までで、ワンウェイ型では得られなかったデータを収集し、「チョイモビ」の新たな可能性を探る。
 


再び横浜市内を走り回る!
 

観光・レジャー利用に向け、長時間利用を促す目的から料金体系の見直しも行った。第2期ではプランによって異なるが、1分当たり最大30円だった利用料を1時間1080円とし、1日最大8640円の上限を設けた。

貸し出しは横浜市内にある日産レンタカー3店舗(横浜みなとみらい店、関内駅前店、新杉田駅前店)と、日産グローバル本社の計4ヶ所。借りた場所と返却する場所は同じでなくても構わない。当面は計10台からスタートするが、利用状況によって台数の拡大も行う。
 


車両の貸渡し・返却場所
 

これまでの実証実験と「チョイモビ」の今後の展開について、両者の考えを聞いた。まずは二酸化炭素の排出を抑える「低炭素交通プロモーション」を掲げる横浜市から。

対応してくれたのは横浜市温暖化対策統括本部環境未来都市推進課の甲斐泰夫(かい・やすお)担当課長と同本部プロジェクト推進課の川尻拓哉(かわじり・たくや)担当係長。
 


写真はNGとのことで
 

甲斐担当課長は「利用者からは概ね好評だった。市としては継続して『チョイモビ』を走らせたいが、課題は多い」という。