みなとみらいレポート第3回・アンパンマンこどもミュージアムはなぜ移転する?
ココがキニナル!
完成に近づいていくみなとみらい21。どんな街になっていくのかキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
開発が進む注目スポット!
みなとみらいの開発予定地や計画をお伝えしているみなとみらいレポート。第3回の今回は、前回に引き続き、「新高島駅」周辺の開発の様子をお届けする。
今回も赤枠エリアの開発状況をお届け
新高島駅周辺で注目の新施設といえば、やはり⑥の位置に移転オープンを予定する「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」!
子どもたちが夢中になる夢のミュージアム
地図の⑥の場所に移転する予定
横浜アンパンマンこどもミュージアムは2017年に10周年を迎え、来館者数800万人を誇る人気施設。現在は首都高やJR根岸線の高架に近い、みなとみらい4丁目に位置している。
2019年に移転する⑥は、マリノスタウン跡地の一角。現在地の場所から歩いてみると、徒歩5分程度の場所だ。新高島駅の目の前に移ることで、この駅からのアクセスは格段に良くなりそう。
富士ゼロックスR&Dスクエア側から撮影
反対側から現場を見た様子。富士ゼロックスの足下で工事が進んでいる
すでに開発は始まっているものの、ミュージアムの広報によれば「正式発表はまだしていない」とのことで、詳細については2018(平成29)年以降の正式発表を待つ必要があるようだ。
移転後も子供たちの笑顔があふれる施設になるはず
キニナルのは「なぜ移転するのか?」ということ。
実は、現在のアンパンマンミュージアムは「暫定施設」と呼ばれる一時的な建物。基本的に10年間のみの営業(延長は可能)で、その後に本格的な「恒久施設」に建て替える必要がある。
とはいえ、人気施設のアンパンマンミュージアムならば、移転せずに「恒久施設」ということにしてしまってもいいのでは・・・。
移転計画は着々と進んでいるようだ
「じつは、アンパンマンミュージアムに限らず、『暫定施設』は建物の制限が一部免除されているんです」。そう教えてくれるのはおなじみとなった、横浜市都市整備局都心再生部の白井正和(しらい・まさかず)みなとみらい21推進課長。
「暫定施設」について教えてもらった
みなとみらいの建物は、高さの制限が設けられており、高すぎてもいけないが、地区によっては低すぎても認められない。現在アンパンマンミュージアムがあるみなとみらい4丁目は、高さのある建物を集めることになっているため、みなとみらいで運営を続けるためには場所を変える必要がある。
現在はあくまで「暫定」
移転先の旧マリノスタウン跡地は、高さの低い建物でも建築可能。アンパンマンミュージアムも恒久施設として運営できるというわけだ。
さらに、高さ以外にも、みなとみらいの「恒久施設」に求められる機能の一つが、「地域冷暖房」の導入だという。