栄区の荒井市場が閉鎖! 跡地にはなにができるの?
ココがキニナル!
荒井市場閉店後の跡地には何ができますか。小さい頃から大好きで、度々お世話になった荒井市場です。再度是非とも調べていただきたいです。(ぺったんさん、うみたんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
荒井市場は最後のテナントが2017年末で移転。食堂は営業中だが老朽化が進んでおり、跡地はホームセンターと食品スーパーが入った施設ができる予定。
ライター:はまれぽ編集部
栄区の金井公園に隣接し、長く地域に親しまれてきた荒井市場。1970(昭和45)年から続く市場が閉鎖されたと聞いて、現地の様子を確認に向かった。
隣接するパチンコ店の看板が目印(左は金井公園)
入り口の案内は健在だが・・・
市場はすでに閉鎖されていた
営業していたころの荒井市場
管理事務所は2016(平成28)年末で閉店
一方、以前はまれぽでも紹介した市場食堂は営業を続けている模様。パチンコ店も営業しており、閉鎖したのは市場の本体だけのようだ。
食堂は営業中
近隣には買い物ができる場所も少なく、市場は消費者にとっても重要な施設だったはず。閉店に至った経緯を運営元の荒井商事にうかがった。
震災後に老朽化が深刻化
荒井商事の担当者は、「一番の理由は、建物の老朽化です。利用されるお客様の安全に懸念がある状態で営業を続けるわけにはいきませんでした」と市場閉鎖の理由を話してくれた。
荒井商事が閉店した後も、移転先の決まっていない数店舗が経営を続けていたようだが、2017(平成29)年末にすべてのお店が閉まり、市場は営業を停止した。
もともとこの地域は柏尾(かしお)川の流域で、地盤が軟弱。特に、2011(平成23)年の東日本大震災の後、通路が隆起して台車が通れなくなったり、柱が浮くなどの影響が顕著になったという。
歴史ある市場だが、年月は建物に蓄積している
また、一部にアスベストが使われていることも発覚。市場全体の閉店が決まるとともに、テナントは移転先を見つけ次第、順次閉店していった。
「時代の変化に伴って、市場のような卸売業は限界が来ていました。スーパーなどが直接買い付けできるようになったのに加え、地域の小売業も高齢化で数が減っています。市場の閉店のタイミングで、廃業したテナントもあるようです」と担当者は内情を話す。
近隣にはショッピングセンターができるという話もあり、現在の状態での営業継続は困難と判断したようだ。
荒井商事は隣接するパチンコ店も経営