港南区初、上大岡の地ビール醸造所がオープン! うどんとラーメンも食べられる!?
ココがキニナル!
オラが町上大岡にビール工場が出来るとの事。店舗を見るとRoto、ツイッターでも上大岡がドラクエ化ってありました。これもその流れなのでしょうか? 調べて下さい(しゃけおさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
港南区初のマイクロブルワリーが上大岡に設立。上大岡ビールの醸造を開始し、2018年5月12日にお披露目する予定。ラーメンとうどんも楽しめる
ライター:はまれぽ編集部
港南区上大岡にビール工場ができるという投稿が寄せられた。それってつまり、上大岡の地ビールができるってこと!? 本当なら、激熱な話題だ。いったいどんな工場なのか、早速リサーチを開始。
調べてみると、2018(平成30)年3月30日に港南区初のクラフト醸造所「Roto Brewery(ロトブルワリー)」がオープンしたという情報が。しかも、同じ建物内でラーメンとうどんも提供しているのだとか。
百聞は一見に如かず、ということで、噂の醸造所へ行ってみることに。
今だけ限定リラックマ仕様。かわいい~
京急線「上大岡駅」東口を出て、線路沿いを10分ほど歩く
住宅街の一角にロトブルワリーを発見! 真っ赤な扉が目印
ガラス越しに何か見える。これがビール醸造所か?
看板には、鶏白湯ラーメン、とり天うどんと書いてある
ビールと麺、どちらも好きな筆者にはたまらん組み合わせ。それでは、噂の真相を調査開始!
ロトブルワリー・麺や天空
扉を開くと、そこは知る人ぞ知る隠れ家っぽい空間。
落ち着いた大人の雰囲気
そして入り口の左手側には・・・
ビールを醸造する設備!
上大岡にビール醸造所ができたというのは本当だった。なぜ上大岡にビール醸造所を作ったのだろうか。ロトブルワリーのオーナー、麻生達也(あそう・たつや)さんにお話をうかがった。
麻生さん「はまれぽさん、3度目ですね!」
そう、麻生さんは過去に家系ラーメンのぱるぷん亭と関内の丸十酒屋の取材に協力してくれた方。
そこでようやく変わった店名の謎が解けた。「はい、国民的RPGドラ●エの勇者『ロト』から店名を頂戴しました(笑)」と麻生さん。
麻生さんはロトブルワリーを含めて6店舗の飲食店を経営しており、「Bar Luida(バー ルイーダ」「まほとら」「Moshas(モシャス)」など、それぞれの店名がすべてドラ●エに関係するものなのだ。
上大岡駅から徒歩3分ほどの場所にある
人生の90%を上大岡で過ごしたという麻生さん。新しいことに挑戦するのが好きで、“上大岡初”のお店を作ることをポリシーに、これまでに何店舗も経営している。
そんな麻生さんが今回挑戦したのが、港南区初のビール醸造所だ。小さな規模でビールを生産するマイクロブルワリーで、2018(平成30)年4月13日よりビールの醸造を開始したという。
麻生さんがクラフトビールに目覚めたのは、6年ほど前。スコットランドのブリュードッグブルワリーの「パンクIPA」というクラフトビールを飲んで、その味に衝撃を受けたそうだ。
それを機に、麻生さんはビール作りを学ぶため、2013(平成25)年、東京農業大学の短期大学部醸造学科に入学。醸造技術の基礎を学び、2018(平成30)年3月に酒造免許を取得した。
「上大岡ビールを作る」と一心に学んだ(画像提供:麻生さん)
そして2018年3月30日、「ロトブルワリー」は満を持して開業。2018年5月12日の上大岡ビール初解禁に向けて絶賛製造中だ。
写真左から、清藤(せいどう)さんとデヤンさん
清藤さんはもともと埼玉のクラフトビール会社でビール作りに携わっており、デヤンさんは醸造に使用しているスロベニア製タンク「Brewiks」の親族とのこと。
取材日に行っていたのは、麦芽から麦汁を作る仕込みの工程
この工程では、細かく砕いた麦芽を50度前後のお湯に浸し、でんぷん質を麦芽糖に変えるという。
ここでできた糖化液をろ過したものが一番搾りだ
一番搾りの麦汁いただきます!
麦の風味と甘みが強く、甘酒のような感じで美味しい。身体に良さそうな味がする。麻生さんは、「いずれは、お客さんにも麦汁を飲んでもらえる機会があると思います。麦芽カスを使ったパンとかも作ってみたい」と話す。
また戸塚区舞岡のレンタル農園で、自家製ホップの栽培を行う予定なのだとか。
10年近く続けている麻生農園。写真は麻生さんの父(画像提供:麻生さん)
日本の気候に適している信州早生(わせ)産とほか4種類のホップを栽培予定
現在醸造しているエールタイプのクラフトビールは、約3週間で完成するとのこと。完成が楽しみでならない。
ここでキニナルのは、ビール醸造所と併設している「麺や天空」について。なぜラーメンとうどんを一緒に提供することになったのだろうか。