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横浜DeNAベイスターズの加賀繁・G後藤武敏、両選手の引退試合をレポート

横浜DeNAベイスターズの加賀繁・G後藤武敏、両選手の引退試合をレポート

ココがキニナル!

横浜高校出身、松坂世代の後藤選手の引退式があります。相手は中日で松坂投手は選手として試合には出れなさそうですが何かしらのサプライズがありそうです(fire_jiさん)

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CS争いの真っただ中で2人の引退試合が行われた。ファンに惜しまれつつ、加賀・後藤の両選手が現役生活にピリオドを打った。松坂投手は花束を贈呈した

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ライター:田中 大輔

クライマックス・シリーズ(CS)出場をかけ、胸突き八丁真っただ中での熱戦が続く横浜DeNAベイスターズ。
10連戦を含むビジターでの12戦を残しているが、9月21日、22日の連戦をもって今季のレギュラーシーズンでの横浜スタジアムの試合は終了となる(残り試合数は22日の日程終了現在)。

CS出場権を巡るライバルでもある中日ドラゴンズを向こうに回したこの2試合は、チームとして絶対に負けられない2試合だ。でも、それだけじゃなかった。
このホーム最終2連戦は、今季限りで球界を去ることとなった加賀繁(かが・しげる)投手、G後藤武敏(ゴメス・ごとう・たけとし)選手の引退試合でもあったのだ。



加賀、最後のマウンドへ



21日、先発のマウンドに上がったのは加賀繁投手。
2014(平成26)年5月以来、4年以上を経てのまっさらなマウンド。加賀にとって現役最後のマウンドだ。

 

スターティングメンバーに名を連ねた加賀。最後のマウンドへ
 

中日の1番打者、平田良介(ひらた・りょうすけ)選手に対し、スライダーとストレートを交互に5球。最後はウィニングショットのスライダーで空振りを奪い、平田を三振に仕留めてみせた。

加賀は1打席のみの投球となり、ここで降板。後を受けた京山将弥(きょうやま・まさや)投手が最後まで投げ切り、試合は9対1で快勝を収めた。

試合後には加賀の引退セレモニーが執り行われ、スタジアムに詰めかけた2万6099人のファンに最後の別れを告げた。

 

青いライトが輝く中で、加賀の引退セレモニーが始まった
 

引退スピーチに先駆けて上映されたスペシャル映像では、過去の名シーンや知られざる裏側が紹介されたほか、DeNAベイスターズの選手たちや、入団当時の投手コーチだった野村弘樹(のむら・ひろき)さん、一緒にプレーをし一足先に現役を退いた高崎健太郎(たかさき・けんたろう)さん、大原慎司(おおはら・しんじ)さんらが加賀との思い出を語った。

さらには、加賀のライバルとなった東京ヤクルト・スワローズのバレンティン選手も登場し、「加賀との戦いは心燃える挑戦だったよ」とコメント。最後は「本当にありがとうございました」と日本語で締めくくってくれた。

 

他球団の選手からもメッセージ。2人の対戦は語り草だ
 

マウンドでもクールに淡々と投げるイメージのあった加賀。マイクの前に立つと、「9年間の野球人生は本当にたくさんの人に支えられ、たくさんの人に恵まれて、ここまでやることができました」と感謝とともに振り返り、「目立たない自分だったですが、このマウンドに上がるたびに大きな声援をいただき、とても力になりました。本当に9年間、ありがとうございました」と続けた。

 

チームの危機を何度も救った右腕も、これで見納めとなる
 

加賀らしいシンプルなスピーチは「最後にこのマウンドで投げられたこと、うれしく思っています」と結ばれた。



なりやまない「シゲル」コールの中で



スタンドから声援を送ったファンの中には加賀と同じ埼玉県出身だという古川さん夫妻も。大洋時代からチームを応援するベテランファンは、多くの選手の引退を見守ってきたファンでもある。

 

同郷の加賀に思い入れがあったと話す古川さん
 

「投げ方がカッコ良かった」と口をそろえて加賀のサイドスローのフォームを振り返り、「もうちょっと頑張ってほしかったかなと思うけど、楽しませてくれてありがとう」とメッセージを送ってくれた。

スピーチを終えた加賀には、DeNAベイスターズのキャプテン筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手と上武大学の2年後輩に当たるドラゴンズの松井雅人(まつい・まさと)選手から、さらに奥さんと3人の子どもたちからも花束が贈られた。

 

筒香と加賀は年齢こそ違えど同期入団。同じ時間を過ごした仲間だ
 

息子の頭をなでる加賀。家族にも支えられた9年間だった
 

ここからはファンと最後の別れ。
何度も、何度も乗り込んだリリーフカーに子どもたちと乗り、スタジアムを一周。

 

 

子どもたちと一緒にグラウンドを一周。晴れやかな表情で手を振り続けた
 

スタンドからの大音量の「シゲル」コールを聞きながら、そしてその歓声に応えながら、晴々とした表情で最後のときを過ごした。
リリーフカーがホームに帰ってくると、いよいよ本当に別れの瞬間。チームメイトに胴上げをされ、9年間のプロ野球人生に別れを告げた。