「ゆず」の聖地、磯子区岡村に残された空き地。県立外語短大跡地は何になる?
ココがキニナル!
2011年に閉学になった県立外語短大の跡地ってどうなるんでしょうか? バス停は外語短大正門前、外語短大裏という名前だし、短大のためにあったようなバス路線の存続も気になっています(bausackさん)
はまれぽ調査結果!
2014年度に校舎、2017年度に体育館などの除却が完了し、現在は公園の整備に向けた設計を進めている最中。公園の内容や名称はまだ未定だが、2020年の完成を予定している。
ライター:はまれぽ編集部
磯子区にあった「神奈川県立外語短大」は1968(昭和43)年に設立し、公立学校として外国語教育に力を入れてきた、全国でも数少ない短期大学。2011(平成23)年に閉学されたが、いまも跡地の一部は開発が進んでおらず、バス停の名前にも「外語短大」の名前が残っているという。
閉学から7年、現在はどのような状況なのか。現地の様子を確認に向かった。
市営地下鉄弘明寺駅から徒歩圏内(だけど、階段をたくさん上る)
外語短大の跡地があるのは磯子区の高台。住所としては岡村という地域に当たる。
以前、はまれぽでも地元出身アーティスト「ゆず」の聖地として紹介しているほか、駅との接続が悪く陸の孤島と言われることもある。
「長い長い下り坂」のモデル有力候補も、外語短大近くに存在している(過去記事より)
歩いてみると、確かに駅からは遠い。弘明寺駅から階段を上り続けて現地に到着すれば、学校敷地の西側半分はすでに建売の住宅が立ち並び、新興住宅街を作り出していた。
住宅の建つ西側に学校の面影はない
「外語短大正門前」の名前にのみ名残が残っている
西側は、外語短大の校舎があったエリア。閉学後、2014(平成26)年ごろに取り壊しが完了し、順次住宅の建設がすすめられていった。2015~16年には街並みが出来上がっていたようだ。
そしてこの住宅街の奥、東側半分にいまだに開発の進まない跡地が残されている。
開発が進んでいる様子はない、敷地の東側
立ち並ぶ住宅地の奥からも、東側を臨むことができる
住宅地から切り取られたように、手つかずの状態
こちらはテニスコートや体育館があったエリアで、建物こそ取り壊されているものの街路樹などは元のまま。
もちろん立ち入ることはできないが、緑豊かな環境になっている。
フェンスもそのままの状態だ
大きなイチョウの木など、学校時代から残されているものも
この広大な跡地は、なぜこのままの状態なのだろう。そして、今後どのように活用されるのか? 横浜市に事情を伺うことにした。