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港町横浜を走る「黄色い市バス」の正体を追う! 誰でも乗れるものなのか?

港町横浜を走る「黄色い市バス」の正体を追う! 誰でも乗れるものなのか?

ココがキニナル!

市営バスの営業所にクルーズ客船用のシャトルバスで、「黄色にラッピングされた市営バス」が入ったらしく、キニナル(みなみんさん、よこはまいちばんさん)

はまれぽ調査結果!

横浜のふ頭に着岸数が増えるクルーズ船の乗客をおもてなしするために導入した交通局の「黄色いバス」。使命は観光客の送迎だが、ほかの用途に使われる可能性も?

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ライター:はまれぽ編集部

新たに登場したという「黄色い市営バス」。どうやら来航するクルーズ船のおもてなしのために導入されたようだが、なぜ市営バスがそんなことを? そしてなぜ黄色?

以前取材したことがある、「ぶらり観光SAN路線」の黄色いバスとは違うもののようだが・・・。
 


こちらは「ぶらり野毛山動物園BUS」(過去記事より)

 
さまざまな疑問を胸に秘めたまま、実際に「黄色いバス」の姿をとらえに向かった。

バスが通るというシルクセンターの前で待ち構えていると・・・。
 


お、あれがもしかして?
 

黄色いバスがやってきた!

 
横浜市営バスの黄色いラッピングバスが、大さん橋ターミナルから走ってきた。写真では写っていないが、電光表示は「貸切」になっている。
バスはそのまま桜木町駅方面へ向かっていく。
 


間違いなく横浜市営バスだ

 
どうやら黄色いバスは大さん橋と桜木町駅を結んでいるようで、その中間地点では送りと迎えの車両が絶え間なく走っていた。
 


別の場所で遭遇した黄色いバス。どのバスも乗客が満載!

 
いったいこのバスの正体は何なのか。黄色いバスの概要を伺うべく、横浜市交通局営業推進本部の営業・観光企画課をたずねることにした。
 


交通局は西区花咲町のビルの中にある

 
今回は森香里(もり・かおり)課長(下写真中央)、小川武志(おがわ・たけし)担当係長(右)、木嶋幹(きじま・たかし)担当係長(左)に、ご対応いただいた。
 


黄色いバスを背景に、よろしくお願いします!

 


横浜港からの来訪者を歓迎!

「横浜市交通局では2018年11月、国内外から横浜に来航するクルーズ船を歓迎するために、黄色いラッピングを施したバスを導入しました。現時点で10台の黄色いバスが走っています」と森課長。これまでは通常の市バスで行っていた送迎を特別ラッピングのバスで行うようになったのだ。

大型のクルーズ船がやってくる横浜のふ頭。世界的なクルーズ旅行ブームも相まって、みなとみらいの大さん橋、中区の山下ふ頭、鶴見区の大黒ふ頭の3つのふ頭を利用する船の数は増加傾向にあるという。今年4月には初めて3ふ頭に外国客船が同時着岸したほか、2017(平成29)年は1年間で合計178回もクルーズ船がやってきたそうだ。
 


2日に一度は大型客船がやってくるくらいの頻度(写真は過去記事より)

 
そんな状況の為「船でやってきたお客さんにいかに横浜を楽しんでもらうか」ということが市としての課題の一つでもある。特に、大黒ふ頭などは駅や繁華街から遠い環境であるため、港湾局からの依頼を受けて、交通局が市バスを活用して乗客をピストン輸送する送迎を行っている。

船によってバスの送迎時間も変わるが、黄色いバスは船の着岸中は継続して運行。船が到着した直後が、もっともバスを見掛けるタイミングが多くなるようなので、バスを雄姿を見るためには着岸日の午前中が狙い目かも?
 


しかし、この黄色いラッピングがどうしておもてなしになるのだろう?

 
「今回のバスのラッピングデザインは、グラフィックデザイナーの中川憲造(なかがわ・けんぞう)さんにお願いしています。『ブルーダル』のデザインにも関わり、世界的に高い評価を受ける同氏のデザインを取り入れることで、観光客の方々に受け入れてもらえるバスを目指しました」と営業・観光企画課。
 


今も横浜で愛される「
ブルーダル
 

普段は目にする機会が少ないが、天井部分もきちんとデザインされている

 
また、車体のカラーに選ばれた黄色は、大さん橋でクルーズ船を送迎するときに使われる色。「航海の安全を祈る色」とされており、ふ頭では黄色のタオルやライトなど、黄色のアイテムを振って船を見送るのだ。
 


クルーズ船の出航時に見送りイベントも行われる(大さん橋公式HPより)

 
黄色いバスは、基本的にはクルーズ船でやってきた旅行者のために用意されているバス。だけどやっぱり内部が見たい!と駄々をこねると、今回は特別に黄色いバスに乗せてもらえることになった!