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門をくぐればそこはアメリカ! 米海軍厚木基地の「サマーフェスティバル&盆踊り」に突撃!

門をくぐればそこはアメリカ! 米海軍厚木基地の「サマーフェスティバル&盆踊り」に突撃!

ココがキニナル!

毎年恒例の米海軍厚木航空施設で行われる夏まつり「サマーフェスティバル&盆踊り」はどんな様子なの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

厚木基地の「サマーフェスティバル&盆踊り」は、日本では珍しい屋台グルメなどありアメリカンな気分を楽しめ、とても盛り上がる盆踊りに花火が開催されていた。

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ライター:星野 憲由

先日、陸上自衛隊横浜駐屯地の納涼祭を取材したが、米軍の厚木基地(米海軍厚木航空施設)でも、例年夏にイベントが開催されている。
日米の基地の夏イベントはどう違うのか、2019(令和元)年8月17日に行われた厚木基地の夏祭り「サマーフェスティバル&盆踊り」に潜入してきた。



厚木基地には相模大塚駅からバスがオススメ



厚木基地へのアクセスは「横浜駅」から相鉄本線で「相模大塚駅」へ。改札を出て北口の階段を降りると、目の前にバス停ある。ここから「綾71」か「綾72」に乗って、10分もしないうちに「飛行場正門前」に到着する。降りたら、もうそこは「米海軍厚木航空施設」の正門ゲートだ。駅から歩いても20分程度だが、取材日は炎天下だったので、今回はバスを利用。

 

北口のバス停は1つだけだが、複数の路線が走っているので注意
 

ゲートをくぐると、法律から何から全てアメリカ。正確にはカリフォルニア州の特別区。いわば、Suicaで行けるアメリカなのだ。

 

日本家屋をイメージした厚木基地のゲート
 

この先がアメリカになるだけに、6歳以上は身分証明書が必要という厳しさ。
厚木基地の入場に必要な身分証明書は、以下に限られている。

①運転免許証と本籍記載の住民票のセット
②運転免許証と記載印字表のセット
③有効期限内のパスポート
④写真付きマイナンバーカード
⑤写真付き住基ネットカード

ただし13歳~18歳の学生は、学生証または生徒手帳でも問題なく、12歳以下は身分証は不要だけど保護者同伴になる。

続けて、手荷物チェックや金属探知機のチェックを受け、やっと入場することができた。

 

手荷物チェックは海上自衛隊が行い、金属探知機は米海軍が担当
 



出かける前に知っておきたい厚木基地ミニ知識



ここで厚木基地について簡単に説明しておこう。実は厚木基地と呼ばれているが、実際には厚木市ではなく、大和市と綾瀬市にまたがった場所にある。なぜ厚木基地と呼ばれているかは、諸説あるものの不明。

任務としては、アメリカ海軍の空母ロナルド・レーガン艦載機の第5空母航空団の本拠地として使用されている。空母自体の母港は横須賀だが、空母艦載機のメンテナンスや練習飛行などを厚木基地が担っている。さらに厚木基地というとアメリカ軍のイメージが強いが、海上自衛隊の第4航空群らの航空基地でもあるのだ。
敷地の広さは、507ヘクタール(507万平方メートル、横浜スタジアム約194個分)ととても広く、敷地内にはゴルフ場やアメフト場、野球場などもある。

またこの「サマーフェスティバル&盆踊り」は、毎年8月に開催され、例年1万5000人から2万人の来場があるそうだ。約60年続くこのイベントは、地域の人たちに愛された夏の風物詩となっている。

ちなみに厚木基地が開放されるのは、この他、毎年春に開催される「スプリングフェスティバル」もある。こちらは滑走路エリアが開放され、現役のアメリカ海軍、時にはアメリカ空軍や海上自衛隊の航空機が展示されるので、間近で航空機を見ることができるのだ。

ということで、入場後、メインストリートを進んでいくと今日のプログラムが掲示され看板を発見! 14時から20時45分まで、ロックコンサートにチアリーディング、盆踊りや花火大会と最初から最後まで、何かしらのアトラクションが実施される。さすがエンターテイメントの国、アメリカ!

 

基地内の地図とタイムスケジュール
 

基地内に入って最初に目に入るのが、マッカーサーガーデンだ。マッカーサーの銅像とともに、練習機「T-6テキサン」が展示されている。このテキサンは自衛隊でも使われた練習機で、映画『トラ・トラ・トラ』『ファイナル・カウントダウン』『エイセス/大空の誓い』で零戦役として出演している。

 

連合国軍最高司令官マッカーサーが、最初に日本に進駐したのが厚木基地
 

銅像の反対側には、退役した人気航空機が展示されていた。いずれも往年の人気ジェット機で、中年以上の軍事マニアにはたまらないラインナップだ!

 

20世紀の世界のベストセラー戦闘機「F-4ファントム」
 

機敏な運動性がある「A-4スカイホーク」
 

寄り道をしつつ、メインストリートを進んでいると最初の交差点で見えてきた。そこには、厚木基地名物の赤鳥居がドンと構えている。アメリカ軍はどうも赤い鳥居が気に入っているようで、全ての在日米軍基地には鳥居があり、駐留アメリカ軍の各部隊のマークにもよくデザインされているのだ。

 

交差点に佇む、鎌倉の若宮大路の鳥居にもちょっと似た赤い鳥居
 

近くには英語と日本語で表示された歓迎のネオンサインが
 

この交差点を左に行くと、人気のキッズゲーム会場。エアスライダーがいくつも設置され、子どもにとっては最高の遊び場だ! このスペースにも航空機の展示があった。

 

大人も興味津々、モンハンばりのドラゴンのようなエアスライダー
 

今にも飛び立ちそうな航空機「EA-6Bプラウラー」
 

在日米軍基地の所属らしく侍が描かれた「MH-60Sシーホーク」の展示も