芝で覆われたテイラーフィールドがメイン会場

今度は、メインステージのあるテイラーフィールドに移動。こちらは、総合運動場といったところで、一面が芝に覆われ、アメリカンフットボール場が併設されている。広々とした場所なので、子どもたちも思い切り走り回っている。転んでも芝で怪我をしにくいので親も安心だ。そして、ここにも航空機が展示されていた。

　

トム・クルーズ主演の映画『TOPGUN』で有名な「F-14トムキャット」に
　

大統領専用機に採用され、魚雷からミサイルまで搭載する「UH-3H シーキング」の展示も
　

広場中央には盆踊りのやぐらが組まれ、ライブステージになるステージトラックも用意されている。トラック横にはイベント本部のテントが設営されていた。

　

イベント本部というか、イベント本陣？
　

またフィールドの端には、各部隊の隊員による屋台が並ぶ。食べ物から雑貨まで豊富にそろうこの屋台には、掘り出し物のお買い得品なども多いという噂だ。

　

厚木基地グッズを取り扱うお店はミリタリーマニアが集結
　

なぜか厚木基地に関係ないTシャツも爆安で販売中
　

日本では見慣れないスナック菓子？　もたくさん売られていた
　

暑いし、小腹も空いてきたので、ドリンクと隊員が作るアメリカンフードで腹ごしらえでもしよう。食べ物は、レッグチキン、ナチョス、ホットドッグ、ハンバーガーなどいろいろある中、「NAF Atsugi's NAVY BALL（500円）」なるものに目が止まった。

「厚木基地の海軍丼」と聞けば、これを食べるしかないだろう！

　

いかにも女性兵士という感じの売り子さん
　

これが厚木基地のアメリカ海軍丼だ！
　

ご飯の上にチキンと厚切りのタマネギが乗っている海軍丼を食べてみると、チキンは塩と黒コショウだけのシンプルな味付け。兵隊さんの調理なので期待はしていなかったがスパイシーでイケる。ただ想定外だったのは、日本人の想像を絶する物凄い量のご飯だったこと。これぞ、アメリカンサイズだ！

珍しいので海軍丼と一緒に買った、瓶入りの「スターバックスフラペチーノ（200円）」。これはとにかくおいしかった！　ほどよい感じの甘さでコクもあり、スッキリしている。日本では未発売らしいが、日本人受けする味だと思う。キニナル方は、ぜひ次回の基地開放日に試してみてほしい。

　

コーヒー牛乳っぽいルックスに、控えめな甘さがグッド！
　

今度は、先ほど展示されていたヘリコプター「MH-60Sシーホーク」の同型機の試乗サービスに向かう。もちろん飛びはしないが、軍用機に乗れるなんて、めったにないチャンスだ。子どもたちのテンションも上がっていたが、何気にお父さんやお母さんたちも楽しそう。また、意外と若い女の子も喜んで試乗しているのには驚いた。

　

行列に並んでも価値のある軍用機試乗体験
　

気さくに撮影に応じてくれる兵隊さん
　

そんな中、試乗体験をしたトッシーくん家族に感想を伺った。
「普段は乗れないようなものに乗れて、気分が上がりますよね。基地内は広いし、日本では売ってないものもあって、外国に来たみたい。楽しいです！」
まさに、普段入れない開放された厚木基地を楽しんでいる様子だった。

　

トッシーくんを中心にパパとママ
　

メインステージでさまざまなパフォーマンス

ステージから音楽が聞こえてきたので、今度はそちらに移動。すると盛大にパフォーマンスが始まっていた。

　

ジャンプ力やバランスが素晴らしいチアダンスチーム「UKDラフィネス」
　

ソウルやファンク、レゲエなどを演奏するグループ「Sweet Child」
　

厚木基地関係者の子どもたちによる太鼓キッズの演奏
　

さまざまなパフォーマンスが繰り広げられるメイン広場の傍らに、何だかやたらと子どもが集まっている場所を見つけた。覗いてみると、ゆるキャラたちが子どもたちと戯れているではないか！　ええっ？　アメリカ海軍にも「ゆるキャラ」がいるのか？　綾瀬市と海上自衛隊のゆるキャラは知っていたが、まさかアメリカ海軍にも「ゆるキャラ」がいるなんて衝撃的だ。

　

綾瀬のゆるきゃら「ブタッコリー」（左）と海上自衛隊のゆるキャラ「ハマニャン」
　

そしてこちらがアメリカ軍！　第77海上戦闘ヘリコプター飛行隊セイバーホークスの「ホーク」。

　

「ゆるキャラ」というには凛々しすぎる気がする・・・
　

フードコートにはアメリカのファーストフードチェーンが集結

炎天下の中、基地内をぐるぐる回りすぎた。ここで唯一一般客が入れる室内のフードコートへ行ってクールダウンしよう。
フードコートに向かう途中に、何人かの兵隊さんたちと出会った。兵隊さんと気さくにコミュニケーションが取れるのも、イベントの醍醐味だ。

　

声をかけると気さくな笑顔で答えてくれた
　

犬を連れた兵隊さんともすれ違った。

　

凛とした雰囲気のミリタリーポリスと警察犬。とてもかっこいい
　

そうこうするうちに、フードコートがある目的の建物に到着。

　

マーケットとフードコートが併設されている建物
　

フードコート入口近くには、円にもドルにも対応可能なATMがあった
　

建物の左奥にあるフードコートの入口へ向かい、中に入ると冷房が効いていて一気に生き返った。室内はフードコートというよりは社食、学食っぽい雰囲気。

　

オールスタンディングにはびっくり
　

隣のマーケットとの連絡口はあるが、こちらはアメリカのIDがないと入場禁止
　

ということで、何か食べようかと店を見渡す。手前から「SUBWAY」「POPEYES」「TACO BELL」「PIZZA HUT」に加えて「McDonald's」も出張出店中。どれもそそられるが、せっかくなので日本未進出の「POPEYES」に決定！　この店はアメリカでは「ケンタッキーフライドチキン」と互角の人気を誇るフライドチキンのチェーン店だ。

　

チキン2ピースとビスケット、コールスロー、ドリンクバーがついて820円
　

チキンも紙コップもアメリカンサイズで、とにかくデカイ。クリスピータイプの大ぶりなチキンは、塩コショウの味付けで鶏肉の旨味を生かしたシンプルなもの。最初はシンプルすぎて、物足りなさもあったが、食べていると味が口に馴染んできて、意外とクセになりそうだった。

ちなみに、フードコートの出入りは自由なので、紙コップを捨てずに持っていると何度でもドリンクバーが使えるのだ。つまり、食べ終わった後も、涼みに来たときやトイレに来るたびにドリンクを飲むことができる。それとフードコートの会計は日本円でもアメリカドルでも使えるが、お釣りはアメリカドルのみなのでご注意を。