2019（令和元）年12月7日（土）、未明に横浜で初雪を観測し、日中の最高気温は7.5度と凍てつくような寒さだった。
その日、外気温に反して、日本一熱く沸騰していたのが「日産スタジアム」だ。15シーズンぶりのリーグ優勝をかけて、J1リーグ最終節のFC東京戦に挑んだ横浜F・マリノス。はまれぽ編集部では、当日、決戦の地「日産スタジアム」で取材を行い、チームと一丸になって戦った、熱狂的なサポーター達に現地取材を敢行してきた。
　
　
　
熱いサポーターで埋め尽くされる日産スタジアム
　
はまれぽ編集部が日産スタジアムに到着したのは朝の9時を過ぎた頃。キックオフ5時間前というのに、多くのF・マリノスサポーターが日産スタジアムに集結していた。
　

最終節の相手はJ1リーグ2位のFC東京
　

あいにくの雨にも関わらず、続々と日産スタジアムに集まるサポーターたち

　
リーグ最終節ということもあり、日産スタジアムの周辺では試合前からさまざまなイベントが開催されていた。
　

公式マスコット「マリノスケ」と「マリノス君」がデザインされたステッカー配布
　

雨の中でも選手を応援するチアリーディングチーム「トリコロールマーメイズ」
　

崎陽軒のブースでは仲川輝人（なかがわ・てるひと）選手とコラボした「テルちゃん弁当」が販売されていた
　

最終節のスポンサーである「メルコリゾーツ＆エンターテイメント」はお菓子を配布
　

キッチンカーはなんと今シーズン最多の40台が大集結

　
その中でも、ひときわサポーターの注目を集めたのは最終戦のために作られた「大型フォトスポット」。
　

最終戦のために作られた「大型フォトスポット」
　

裏にはシーズンを通して振り返ることができる大型パネル
　

各試合の名シーンがフラッシュバックする（この試合は筆者も観戦した）

　
この大型フォトスポットだが、サポーターの意見を取り入れてクラブ側が作成したものである。というのも、横浜F・マリノスは、ファン・サポーターをクラブが一緒にF・マリノスを作っていくメンバーとしてとらえ、その熱量を、周囲のサポーターや非関心層に伝えていこうという「横浜F・マリノス 沸騰プロジェクト」という活動を行っている。「沸騰プジェクト」については、先日、クラブ関係者にお話を伺ってきたので、こちらの記事を見ていただきたい。
　

「横浜F・マリノス 沸騰プロジェクト」についてこちら

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  2004年以来のJ1優勝を狙う横浜F・マリノス！ファン・サポーターと作り上げる「沸騰プロジェクト」って何？

　
サポーターにとっては、自分たちの意見がクラブ運営に反映されて、実際に形になるのはサポーター冥利に尽きる企画であるだろう。
　
　
　

F・マリノス選手を鼓舞する青い行進！

　
はまれぽ編集部が現地取材を行っていると、東ゲート前に何やら青い人だかりができてきた。
　

マリノスサポーターが続々東ゲートに集結

　
詳細はわからないが、これからサポーターによる何かが行われるらしい。編集部も近くで、その様子を見ていると・・・
　

動き出した！
　

鳴り物をもったサポーターを先頭に声を出しながら、列は進む
　

すごい熱量だ！

　
後で分かったことだが、彼らは有志で集まったF・マリノスサポーターたちで、ホーム戦の大事な試合前などは、SNSで呼びかけ、有志を募り、F・マリノスの選手を鼓舞するチャント（応援歌のようなもの）を歌いながら、行進を行うそうだ。
　

　
今日の行進の行き先は、選手の乗っているバスが到着する駐車場のようで、多くのサポーターが、日産スタジアム入りするF・マリノスの選手たちを迎えた。
　

大勢のサポーターが選手を迎えた

　
バス待ちを終えた後も、1時間ほど青い行進は続き、東ゲートに戻ってきたところで最高潮の盛り上がりを見せた。
　

試合前からすごい熱気だった！