横浜駅東口にある珍獣屋の姉妹店「獣」に突撃! どんなゲテモノ料理がでてくる?
ココがキニナル!
横浜駅東口の大通り沿いに、獣というお店がオープンしてました。プロデュースby珍獣屋とあるのですが、珍獣屋と関係あるのか、どういったコンセプトなのか調査して欲しいです(エルフさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
獣は野毛の珍獣屋の姉妹店としてオープン。ジビエ料理をメインにお酒も楽しめる店舗だ。どんなジビエ料理が食べられるかは当日の仕入れで変わるのでSNSを要チェック!
ライター:はまれぽ編集部
「またゲテモノ食べるの・・・」と悲嘆のため息。
キニナル投稿に寄せられた調査依頼は、以前はまれぽも取材した野毛にある「珍獣屋」に関係ありそうな飲食店だ。
珍獣屋の記事はこちら
「獣KEMONO(以下、獣)」という店名からしてもう危ない空気しか感じられない。「調査だから・・・」と重い腰を上げ、「獣」のある横浜駅東口の大通り沿いに向かった。
「獣」
横浜駅東口を出て「万里橋」方面へと進む。
「万里橋」を越えると同行してくれた編集部・堀内が「あー! もう着いちゃう!」と叫んだ。そのまま1分ほど大通り沿いを歩くと“その文字”は見えてきた。
横からでも分かる。提灯に描かれている「獣」という文字
店構えはイマドキのお洒落な外観に思える
大きなガラス扉で店内が良く見えるが、現場に踏み込む前に少し様子を窺(うかが)ってみよう。
大きく「獣」と描かれた垂れ幕
キニナル投稿にもあったように、確かに「プロデュース by 珍獣屋」と書いてある。
しかし珍獣屋が提供しているゲテモノ料理ではなく「ジビエ七輪と川魚の刺身の専門店」とあるではないか。ひとまず安心だ。
入口のガラス扉
ガラス扉にはメニューが書かれている。どれどれ・・・
「ヌートリア」? 「山ガラス」? 「スズメ」?
安心するメニューシリーズ!
ジビエ料理に合うワインの数々
ジビエ料理のメニューにある「ヌートリア」「山ガラス」「スズメ」など、とてもキニナルメニューから目が離せないがとにかく店内へ入ってみようと意を決し入店。
迎えてくれたのは「珍獣屋」の渋谷店、横浜店(野毛)と「獣」を統括している伊勢谷虎轍(いせや・こてつ)さん。
明るく出迎えてくれた伊勢谷さん
まずは店内の様子から調査していこう。
テーブル席が24席
半個室もある
カウンターが8席
シンプルにでおしゃれな店内だが、鹿のオブジェが掛けられた壁には、「鹿の脳みそグリル」「うさぎ丸ごと姿焼き」の張り紙が・・・
うさぎ丸ごとの姿焼きって・・・
結構な席数があり、カウンターに座れば調理の様子まで見られるようになっている「獣」。
ここで我々より先に「獣」の料理を堪能していたサラリーマンがいたので話を伺ってみた。
仕事終わりという2人組
お酒も入っていてほろ酔いの2人に何を食べたのか伺ってみると、「ワニの尻尾」「馬」「鹿」と教えてくれた。「元々ジビエに興味があったの! 美味しいよ~」と右側に座る男性。「料理もいいけどね、店員さんの話が面白い! 人がいいよ!」と伊勢谷さんのトークをたいそう気に入った様子だ。
どんなメニューがあるのか、キニナルメニュー表を見てみる。
「獣」というだけありインパクトがあるメニュー(クリックして拡大)
山形のジジィが育てているのか(クリックして拡大)
普通の居酒屋よりは少々値が張る(クリックして拡大)
一通りメニューに目を通したが、いったいどれを食べたら良いのか分からない。
伊勢谷さんにおすすめを伺うと、取材当日はスコットランド産のライチョウを仕入れたという。
国内のライチョウは長野県、岐阜県、富山県の県鳥とされており、絶滅危惧種にも指定されているので食べることはできない。ちなみに北海道に生息する蝦夷(えぞ)ライチョウは狩猟対象とされているらしい。
調理前のライチョウ。実食前からインパクトがすごいぞ
目の前で調理してくれる
普段は仕入れていないそうなので裏メニュー的扱いだが、あったのだから食べようではないか。「じゃーライチョウお願いします」と注文。
その他、「鹿の脳みそグリル」「鹿のスペアリヴ」「鮎の刺身」を注文した。