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【にんにくの日】横浜市都筑区にあるにんにく加工食品会社の工場見学をしてきた!

【にんにくの日】横浜市都筑区にあるにんにく加工食品会社の工場見学をしてきた!

ココがキニナル!

都筑区ににんにくの食品加工工場があるらしい。周辺地域ににおいが漏れたりしてないの? 2月29日は、4年に1度のにんにくの日なのでにんにくを大量摂取したい!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

「ちとせ食品販売株式会社」には、創業者と発明家が熱い思いで作り上げたにんにく加工製品があった。最後のなかやまにんに君によるマグマ式食レポも是非ご覧いただきたい。

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ライター:はまれぽ編集部

はまれぽには4年に1度、オリンピックイヤーにだけ現れる、隠れキャラクターがいるのを読者の皆さんはご存じだろうか?

しかも、そのキャラクターは閏日の2月29日、1日限りでしか姿を現さないのである。さながら漫画『こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)』で4年に1度目を覚ます「日暮熟睡男(ひぐらし・ねるお)」のようである。

その男の名は・・・
 


なかやまにんに君!(画像は過去記事より)

 
2月29日の「にん(2)にく(29)」の日にだけ登場する「なかやまにんに君」。前回の登場は4年前の2016年2月29日。その時はにんにくまみれになるほど、にんにくを食べさせられていた。
 

 

「なかやまにんに君」は、編集部の愛されキャラ・小島がお笑い芸人の「なかやまきんに君」に似ているということから、当時の編集部の悪ふざけで誕生したキャラクターだ!
 


「なかやまきんに君」に似ているだろうか?(画像は過去記事より)

 
その他にも、小島は元横浜DeNAベイスターズの田中浩康(たなか・ひろやす)さんや、フィギュアスケートの織田信成(おだ・のぶなり)さんに似ていると、編集部内で持ち上げられ、街頭インタビューで誰に1番似ているかを決めるというような、心底どうでもいい企画もあった。(こ、これがはまれぽらしさなのだろうか・・・笑)
 

 

2020年の「にんにくの日」は、4年前に「なかやまにんに君」を生み出したはまれぽ編集部の諸先輩方に倣って(いや、尻ぬぐい?)、彼を連れて横浜市都筑区にあるというにんにく加工食品会社の工場見学に出かけようと思う。
 
 
 

都筑区のにんにく加工食品会社とは?


 
にんにく加工食品会社の工場見学のため、はまれぽ編集部がやってきたのはJR横浜線「鴨居駅」。「鴨居駅」で下車し、「ららぽーと横浜」に繋がる鴨池橋で鶴見川を渡り目的地へ向かう。
 


のどかな街「鴨居」
 

きれいな空気に編集部・小島の足取りも軽い(マスクは新型コロナウイルス対策)
 

のどかな街の中心には「ららぽーと横浜」

 
「ららぽーと横浜」を越えて目的のにんにく加工食品会社に近づくにつれて、あたり一帯がなにやら食欲を誘う香りに包まれていくのが分かった。そう、“にんにくの香り”である。その香りに誘われるように歩みを進めると目的の場所についた。ナビいらずである。
 


香りの発生源はどうやらここのようだ
 

「ちとせ食品販売株式会社」

 
今回の調査地「ちとせ食品販売株式会社」は鴨居駅から徒歩で20分ほどの場所にある。位置的には「ららぽーと横浜」の北東といったところだろうか。
 

 
 
 

ちとせ食品販売株式会社


 
敷地内に入っていくと代表取締役の井上裕夫(いのうえ・ひでお)さんが迎えてくれた。
 


にんにくパワーなのかバリバリ現役の井上さん

 
「ちとせ食品販売株式会社」は1981(昭和56)年に東京都中央区京橋で「にんにく関連の製造及び販売」を生業とした会社として設立。その後業務拡大に伴い1988(昭和63)年に横浜市都筑区の東方町に移転。そして2000(平成12)年に現在の池辺町に移転した、創業約40年の企業だ。

どのような経緯で会社の設立に至ったのか。なぜにんにくだったのか。キニナル疑問を井上さんにぶつけてみることにした。
 


井上さんの好きなにんにく料理は「にんにくのフライ」

 
設立の経緯を聞くと「発明家の柴田さんと、飲み屋でたまたま出会ったのがすべての始まりだよ」と答えてくれた井上さん。

――発明家? 飲み屋? 話の内容はこうだ。
山梨県出身の井上さんは元々にんにくとは全く関係のないヘッドフォンを製造するメーカーで働いていた。その当時、焼き鳥屋でたまたま隣の席にいたのが発明家の柴田鶴吉(しばた・つるきち)さん。そこで2人は意気投合し、井上さんは、柴田さんが発明した「にんにくハイスピード脱臭法」というにんにくの臭いを抑える方法に可能性を見出し、この特許を申請して、「ちとせ食品販売株式会社」の前身となる組織を立ち上げた。その後、「にんにくハイスピード脱臭法」を世に広めるべく、井上さんは大規模な食品卸の催事などにも参加するなどして奮闘した。

「催事に参加したんだけど、1人で参加したもんだし勝手も分からないから、片付けも一番遅くてさ(笑)。それでも自分のブースに人が来てくれるように、色々考えてやったらさ、うちのブースの前だけ大混雑になっちゃって。その光景を見ていた柴田さんに涙流しながら感謝されたよ。『俺の発明を世に出してくれてありがとう』ってさ」と井上さんは当時を振り返る。
 
 
 

国産にんにく使用のにんにく加工食品


 
そのような創業期の苦労を乗り越えて成長した「ちとせ食品販売株式会社」。現在はどのような事業展開をしているのだろうか。

「今は青森県・田子町(たっこまち)産のにんにくを使って、にんにくの加工食品を業者に卸してるよ。国産のにんにくを使ってにんにく加工食品を作ってるのはうちぐらいしかないんじゃないかな。最近はショウガも始めたけど、うちはあくまでにんにく屋だから」と井上さん。
 


青森県田子町のにんにく畑(ちとせ食品販売株式会社提供)

 
青森県最南端の町・田子町は日本有数のにんにくの産地。町のロゴやご当地マスコットもにんにくがモチーフになっている、まさに「にんにく王国」だ。また、毎年2月末になるとにんにくの祭典「たっこにんにくまつり」が開催される(2020年は2月29日の「にんにくの日」当日に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの流行によるイベント自粛要請により中止となっている)。

「田子町のにんにくは甘いんだ。中国産のものと比べると値段は10倍くらい違うけどな。うちに卸してもらうようになるまでは結構苦労したけど、一緒に酒を飲んでるうちに仲良くなっちゃって、今では長い付き合いだよ」と田子町とのつながりを井上さんは語ってくれた。
そんな田子町のにんにくを使った、ちとせ食品販売株式会社の売れ筋商品が「青森県産おろしにんにく100グラム」だ。読者の皆さんの中にも愛用、またはスーパーで見たことがある人もいるのではないだろうか?
 


「青森県産おろしにんにく 100グラム」

 
ちとせ食品販売株式会社では、基本的に個人を相手にした直接取引きは行っていない。それではどこで、ちとせ食品販売株式会社の商品を味わえるのだろうか?

「そこらのスーパーにいけば、うちのにんにくを使った商品がたくさん売られてるよ。小売商品もそこら中に業者を通して店頭に並んでいるし、業務用商品なんかは餃子メーカーやキムチメーカーに商品を卸してるから、うちのにんにくを間接的に食べてるよ。あっ、あとラーメン博物館のにんにくチップなんかはうちの商品だよ」と井上さん。
 


話す井上さんからは自社商品への愛が感じられた

 
きっと筆者も知らず知らずにちとせ食品販売株式会社の食品を口にしているのだろう。そんな会社が横浜にあったなんて思いもしなかった。