神奈川県には米軍基地がいくつかある。普段は立ち入り禁止の場所だが、フレンドシップデーなどで中に入るチャンスがあり、その日は多くの日本人でにぎわう。ただし、入るのも大行列、なにか買うにも行列なので、行くにはかなりの覚悟が必要だ。

ところが、大行列なしで気軽に体験できる基地イベントが横浜にはある。それは米海軍の根岸住宅地区で行われる「根岸盆踊り祭り」。
　

今年は、8月17日（土）に行われた根岸盆踊り祭り

今年で第48回となるこのお祭りは、のんびり夏の日を過ごすにはうってつけなのだ。
　

一番長い行列でこのくらい。ピザだけ買いに来る近所の方も多いそう

2年前に概要を「根岸の米軍住宅で行われた『2011 Negishi Bon Odori　根岸盆踊り』はどんな感じ？」の記事で紹介したので、今回は出会った方に「横浜の好きな場所」「お気に入りの日本食」といった質問をしつつお祭りをレポート。
　

50セントを持って行けば、アメリカのガチャガチャが体験できるレアなお楽しみも

ゲートオープン！　そして司令官の挨拶

在日米海軍の根岸住宅地区は、根岸森林公園の裏手にある。

PX（Post exchange／基地内の売店）や映画館、ボーリング場、郵便局などが入ったコミュニティセンターやガソリンスタンド、病院、レストランといった施設が集まっている場所の広場や大きな駐車場が盆踊り祭りの会場だ。

歓迎のバナーが風になびく

ゲートオープンの午後3時を少し過ぎたころに到着すると、15人くらいが並んでいた。

短い行列なので、待ち時間も短くスルスル進む

人数が少ないのでゲートの通過もスムーズ。鞄の中身を見えるように渡して、金属探知機をくぐるだけ。

さあ、「第48回　日米親善　米海軍根岸盆踊り祭り」へ。
　

プログラムが各所に張り出されている

オープニングセレモニー

会場に入ると、ステージではすでにバンドの演奏が始まっていた。
　

「アドミラル・バンド」による演奏

BBQやローストチキン、牛タン串焼きといった販売ブースからはいい香りが漂ってくる。
お店の裏手では、ホットドック用のソーセージやハンバーガー用のパテが盛大に焼かれていた。
　

煙の匂いや味をしっかりつけるのがアメリカンスタイル
　

ソーセージやパテがグリルされている
　

鶏がグルグル回り、ローストチキンが次々にでき上がっていく
　

仙台牛タンやたこ焼きなど、和風の屋台もたくさんある
　

フェイスペイントのブースもあった